アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
僕の最終通告
-
アラシside
アズマにヒトミを連れていくと約束したその次の日。
俺は、何故かシュウに迫られていた。
覚えてンかァ?。あの浜田脩、シュウだ。
アズマに迫り、フラれたら嵌め、イジメまでさせたクソ野郎。
だがしかし、俺の喧嘩仲間のリュウが片想いしている相手。
「お願い!教えてくれるだけでいいの!アズマくんは!?生きてる!?どこにいるの!?!?」
そう言い(叫び)ながらワイシャツを掴んでくるシュウ。
ほぼパニック状態。目が怖ェ。
「シュウ!落ち着け!!」
…その隣にいる喧嘩仲間のリュウ。
リュウに抱き抱えられるように抑えられ、荒い息を繰り返すソイツを見ていた。
同情の余地は欠片もない。
「アズマくん…ごめんなさい…ごめん…ごめんなさい…あ、ぁ"あ"っ、ごめ、なさ…っ!」
…欠片もないけど、見てると微妙な気分になるんだよネェ。
シュウのことを微妙な目で見ていると、リュウが声を抑えながら話しかけてきた。
「出来るなら、シュウとアズマを会わせられないか?…勝手なことを言ってると俺も思うが、シュウのことを考えるとそれ以外方法はないように思えるんだ。」
理解はできた。
だが、納得はできなかった。
アズマもアズマでパニックの危険性が無くなったわけじゃない。
できるだけ刺激を与えない方がいいのは一目瞭然なこと。
「直接的な行動はさせない。頼む。」
だが、もしもアズマにこのことを言ったら、アイツは会わせるんじゃないだろうか。
決めるのは俺じゃない。アズマだ。
「…アズマに聞いて、もし大丈夫だったらそん時会わせてやンヨ。」
それが、最善の譲歩。
聞いていたのかいなかったのかはわからないが、シュウはリュウに支えられながら去っていった。
「アー、めんどくっせ…」
…で何だっけ?ヒトミか。
まぁ、クラス行きゃいんだろ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
76 / 112