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学園祭準備17
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会長を寝かせる前はあんなに開ける事を拒んだ寝室
しかし会長がそこで寝ていると分かると俺の意識はずっと寝室に向かっていた
俺は1時間おきに会長の様子を見に気づけば寝室のドアを開けていた
……どんだけだよ俺、自分でも少し引くぞ
でも見にこないと仕事も手につかないし
うぇ俺かなり重症だな
寝苦しいと思い、寝室に寝かせる前に上着は脱がせたが今は汗を掻いたらしくシャツが肌にくっ付いている
着替えと体拭いた方がいいと思い、お湯を沸かしタオルを浸して絞る
意識がない人の服を脱がす事自体に罪悪感が芽生えるがそうも言ってられない
このまま放っておけば必ず汗が冷えて風邪が悪化するだろう
……ごめんなさい会長、失礼します
っ!////////////
会長の体は筋肉があり、綺麗に引き締まっていた
無意識にかっこいいと思い手が割れてる腹筋をなぞっていた
あーーー!何してんだ俺‼︎
もう遅い気もするが、なるべく目に入らないように体の汗を素早く拭き、自分のTシャツを着せる
……ズボンはどうしよう
ええい!ここまできたら足もついでに拭こう!
半分ヤケになって俺は会長の着替えを終えた
俺が会長への思いが恋だと気づいたのは本当に今さっきだ
余程の事がない限りだなさい焦った様な慌てた声
思い返しても自分の声にビックリしているし、あの慌て様は尋常じゃないと自分でも良く分かっていた
そしてベッドに会長が寝ているだけで、この有様
…さっきまで開ける事すら出来なかったのになー
ここに編入する前までの俺なら絶対に考えらんねーや
これはもう誤魔化せない…俺の中で会長は特別な人間だ
俺の周りの人間と比べても会長より特別な人間はいない
そう考えついた瞬間に胸の中で会長を好きになった事に気が付いてしまった
まだ自分がどうしたいのかも良く分かっていない、ただ一つ言えることは笑っていてほしいこれだけだった
そんなことを考えながら生徒会の仕事をリビングでしていたが、ぶっちゃけ会長が心配過ぎて全然仕事が手につかない
……俺ってこんなに心配性だっけ?
ダメだ相手が他の人ならもう少しうまく意識を変えられるけど、会長だとどーしてもうまくいかない
不意に布団が擦れた本当に小さな音がした
もしかしたら寝返りをうっただけかもしれない音
そんな音にさえ反応してリビングから寝室に向う
寝室のドアを開けてみると頭を抑えて起き上がっている会長が目に入った
「やっぱり、会長起きたんですね」
「蓮?ここはもしかしてお前の部屋か?」
「ええ、ここは俺の部屋の寝室ですよ」
「迷惑かけて悪かったな」
「いえ、元はと言えば俺が…」
……会長のせいじゃない
俺が仕事量を見誤ったから……
「え?」
多分言ったら会長はお前のせいじゃねーよって言うんだろうなー
「いえ何でもありません
それよりお腹減ってますか?何か食べれるようなら作りますけど」
「……特にない」
食欲がないんだろう
今は午前2時だ
流石にお腹が減っていないという訳ではないだろう
「分かりました、起きて無くていいですから暖かくして寝てて下さい」
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