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学園祭準備23
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会長が部屋から出て行く時すごく残念だと思ってしまった自分がいた
会長と過ごした時間はそんなに多くないのに会長が出て行った後の部屋を見ると、部屋がいつもより広く見えてしまった
いや、確かに1人部屋にしては広すぎなんだけどさ
そーじゃなくて、なんか気持ち的に?
あーあ会長との時間が居心地よすぎたなー
また遊びにでも来てくれるだろうか?
そんな事を考えながら今日のプレゼンの準備をして龍宝と最終打ち合わせをするために会社に向かった
「蓮!1分の遅刻ですよ!」
あーヤバい
めっちゃ怒ってる…
会社に着くと般若の様な顔をした龍宝が腰に手を当てて立っていた
慌てて龍宝の所まで走って行く
「悪い!ちょっとこっちでトラブルがあって」
「……………」
龍宝は一瞬驚いた顔をしたが、次の瞬間には眉に皺を寄せていた
なんだよ?なんで眉間に皺寄せて怪訝な顔してんだよ?
「…まぁこの話は後でいいでしょう」
⁇
まあいい
「兎に角!午後のプレゼンに間に合うように、もう少しコストの所詰めるぞ!」
「…ええ、資料の方はもう揃えてあります」
流石龍宝だな、仕事が早い
これなら午後のプレゼンにも間に合うだろう
「ありがとう、会議室行くぞ」
・・・俺が鳳の息子で今はここの会社の社長だとイギリスの会社の社長にも秘密であるため俺がプレゼンをした訳ではないが、龍宝が打ち合わせ通りにきちんと説明してくれたためうちの会社と契約が決まった
「龍宝、お疲れ様ありがとう」
「いえ、蓮もお疲れ様です
4ヶ月ぶりぐらいでしょうか?」
俺が学園に編入する少し前からあってないから、それぐらいになるだろう
「ああ、久しぶりだな
元気そうで良かった」
龍宝は俺が学園に入る前比べると少し痩せたかな?と思ったが普通に元気そうだった
「ええ、私も夏樹様も変わりません」
「そう、義父も元気なんだ
それは良かった」
「ええ、蓮は随分と柔らかくなりましたね」
……またか
それロイにも先週言われたばっかりなんだけど…
なんでこう同じ事ばっかり言われるんだ?
……まさか俺太ったのか⁉︎
斎藤先生には痩せたって言われたけど、本当は太ったのか?
自分で体重計乗ってないからよく分かんねーんだよなー
今度乗ってみようかなー
でも太ってたらショックだな
筋肉はないのに体重は増える…完璧ただのデブじゃねーか!
「……龍宝の気のせいだろ」
というかそーいうことにしといて欲しい
流石にただのデブはヤダ
「…そうかも知れませんが、多分違うと思います」
ええっ‼︎俺ただのデブ決定⁉︎
「分かった、もうその話はやめよう」
これ以上話してると辛いものがある
「そうですね、今学園では何をしているのですか?」
「学園祭が来週の水曜日にあるんだ」
「…4日後ですか、なるほど…それで」
⁇なんだよ?
「分かりました」
いや、こっちは全然分かんねーから!
あまりにも訳が分からないから呆れて溜め息をついてしまった
「はぁー、で?
これからの指示は義父からきてるのか?」
「いえ、今の所は今日の契約を勝ち取ってもらえればいいとの事です」
「…じゃあ俺もう帰ってもいいのか?」
寮に帰って寝たい
最近は学園祭の準備、ロイとの打ち合わせ、今日のプレゼンとあって全然寝れてない
まぁどうせそんなに眠れる体質でもないけど、そろそろ寝とかないと頭がちゃんと働かなくなりそうだ
「ええ、お疲れ様でした」
龍宝はそう言うと俺の頭を優しく撫でて
あまり無理はしないで下さいね
と言った
「⁇あぁお疲れ様」
俺そんなに疲れた顔してただろうか?だとしたら龍宝に悪い事したなー
うーん、学園祭も近い事だし少し気をつけるか
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