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「何お前いきなりムキになってるんだよ?」
「まさかお前も?」
細貝の何気ない質問に、俺はそこで慌てだした。
「はぁ?」
「何言ってるんだお前?」
「アホらしい……」
俺はそこで平静を装った。細貝は怪しむように、ニタニタ笑った。
「あやしい~」
「なんか今のは妙に怪しいんだよな?」
「おまえしつこいぞ!!」
「まあいいや。それよりあの子の名前、永久って言うんだ?」
「へぇ~トワちゃんかぁ。なんか名前も可愛いいなぁ♪」
細貝はそう言うと永久を舐めるような視線で見た。俺は段々イライラしてきて、あいつにボールをぶつけた。
「テメー、永久をそう言う目で見るな!!」
そう言ってカッとなって怒ると、細貝は俺の反応に対して笑ってきた。
「なんだよ佐野嶋?」
「やっぱりお前怪しいな」
「うるせぇっ!!」
俺は切れ気味であいつに言い返した。
「つ~かお前あの子と、どうゆう関係?」
細貝がそのことを尋ねてくると、渋々答えた。
「…なじみ」
「ん?」
『幼なじみだよ!!』
『それが悪いか!?』
そう言って大声で怒鳴ると、離れた所から谷澤に注意された。
「佐野嶋練習に集中しろ!」
谷澤に注意されると、キッと細貝を睨んだ。
「お前のせいで俺が注意されたじゃねーか!」
「恨むぜ細貝!」
そう言って睨むと、あいつは頭をかいて反省した。
「すまん。帰りにお好み焼きをおごってやるから許せ」
細貝はそう言うと手を合わせて謝ってきた。
「どうせおごるなら玉子付きのにしろよ!」
「でないと許さないからな!」
俺は仕方なく玉子付きのお好み焼きで、細貝を許してやった。
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