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テツヤside
車内で
口では水原邸に来てくれとは言ったが、
自分は一度もこの邸に入ったことは無かった
「テツヤも初めてだな、水原邸は」
「すみません、兄さん。口では言いましたが、僕も初めてでした。
でもみなさんには無理して欲しくなくて」
この車はとても大きいため背の高い皆さんも
座りながらだが、広く眠っていた
起きているのは僕と、兄さん、運転している凜也さんと、助手席に座る優くんだそうだ
「テツヤの気持ちは分かるよ、俺はバスケができないから、何も力になれないのが、悔しい」
「気にしないで下さい。僕をずっと思ってくれていたことがとても嬉しいかったんですから」
おそらく、兄さんは僕の手を握っているのだろう
兄さんの手の色が見える
今は握られている事も感じないけれど、僕は兄さんの温もりが強く感じられた
「皆さん、ありがとうございます」
チュ
頬に唇が当たる感じがする
「にっ兄さん!?」
「テツヤは今顔しか感覚がないだろう?だからさ」
「ふふ、兄さん本当にありがとうございます」
「さあ着いたよ、おーい皆んな起きろー!」
「ふぁ〜い」
「ん…」
「眠たぁ…」
「ふぁぁ」
「寝ちまった…」
「んー!」
「ふぁ…」
「寝たぁ…」
「おはようございます、皆さん着きましたよ
降りましょう」
僕は優くんに抱かれて、屋敷の中へ入った
そのあと、皆さんも入り、今日は盛大に騒いで
ゆっくり眠った
さぁそろそろ復讐の始まりだ
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