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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
バカだ…。
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「高城です。失礼します。」
「どうぞ。」
待合室につきノックをすると中から教頭の声がした。
「失礼しま……ッ!」
「「おっそい‼︎」」
入った瞬間前からアタックされてしまいまた廊下に追い出される形になった。
と言ってもアタックとはいえ、勢いよく抱きつかれただけだけれど…。
「元気だねえ、3人とも。それじゃあ思う存分話しておいで〜。ばあ〜い。」
気分良く教頭は手を振り職員室へ帰っていった。
「おい。呼ぶのは俺じゃなくて、紅咲の方じゃないのか?」
お客として来ていた双子も教頭に向かって手を振っていた。
「風!あの先生面白いな!」
「空!確かに面白いな!」
「お前ら。」
人の話を聞けよ。
「鬱兄あのね!」
「今日来たのは!」
「「デートしない?」」
何考えてんだよこいつら。
「お前ら、自分の立場分かってんの?」
「「立場って?」」
呆気にとられてしまう。本当にバカなのか、冗談で言っているのかわからない。
「受験生。」
「「あ〜〜!」」
「あ〜ってお前らな……。」
思わず手で額を抑えてしまった。ほんとバカだ。
「「じゃあ〜そうだなあ。」」
「風!いいこと思いついた!」
「空!俺もいいこと思いついた!」
もうやだ、紅咲助けて。
お前の弟達、変だよ…。
「今のテスト…」
「連に勝ったら…」
「「デートしてね?」」
ほんと意味わかんねえ
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