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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
風邪3
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「鬱夜君、連君大丈夫!?」
急に連の部屋のドアが開き猛スピードで透子さんが帰ってきた。
走って帰ってきたようで息が切れている。
「大丈夫ですよ、今寝かしつけたところなんで。」
「そう、良かったわ。」
透子さんの片手には買ってきて欲しいと頼んでおいたスポーツドリンクがビニル袋に入っていたが、一瞬目を疑ってしまった。
「透子さん、1本で良かったのに随分買ってきてくださったんですね。…スポーツ飲料。」
「っえ?あらやだ、私ったら。連君、今までしんどそうにしていなかったから、少しパニックになってしまって。」
「ありがとうございます。連も喜ぶと思いますよ。」
「そうよね。」
「はい。」
透子さんと話していると少し連が動いた。自然と連の方を見ると、透子さんから「ふふ。」と笑い声が聞こえた気がした。
「ふふ。やっぱり男の子は良いわね。」
「…?」
「いいえ、こっちの話。二人の恋路は私も来栖さんも否定しないから安心してね。」
なんか、ドキッとするようなことを言われたような気がする。
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