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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
とりま…
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連side
学校に着いてから紅咲さんに呼び出され人気のない校舎裏に移動した。
兄さんはちゃんと教室に入り、俺の取り巻きが気づかれない程度に見張りをしている。
「連、恐らく例の件身体測定してる時もなんかあるかもしれない。」
「でしょうね。」
爪を噛み考える。
「そうでなくともお前、駅でずっとこちらを見ていたやつに見せつけるようにキスしたんだから、相当相手はキレたと思うぞ。」
「ッチ」
「まぁ、追い払うためだから効果は抜群だったろうけど。」
家を出た時からこちらを見ている目線は気付いてた。
それは紅咲さんも同じなのだろう。だからキスを止めず、ふざけたことを言っていたんだと思う。
「正直黒は誰だと思います?」
「今は判断しきれないな。でも、やっぱり親衛隊の奴らが疑わしい。」
目星をつけるより、まずは身体測定か。
「とりま俺は身体測定の間ずっと離れないようにするから。お前もそれ以外はくっついとかねぇとな。」
「言われなくても、そのつもりだよっ……!」
クソ、イライラする。
その間、こちらの話を聞いている奴の存在にも気付いてた。
「おい、隠れてないで堂々と出てきたらどうなんだよ。」
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