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14 side 本宮柳
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「あー、可愛すぎる…!」
既に通話を終えたスマホを片手に、一人悶える。
耳には、先程まで話していた将吾さんの声が残っている。
そんなに低いわけではないが、誰が聞いても女と間違うことはないであろう声は、俺にとっては可愛い以外の何物でもない。
「ヤバイ、勃ってきた…」
彼の切ない喘ぎを思い出すだけで、俺の下半身は情けなくも熱を持つ。
初めて将吾さんの裸体に触れてから数週間。
実は、俺たちはまだちゃんと繋がってはいない。
数回試しはしたが、やはり将吾さんの怯える顔を見てしまうと、無理はさせられなくて。
それでも、将吾さんも俺を望んでくれているから、以前のように逃げたりはせずに、互いの都合が合えばコトに及んでいるけれど。
しかし、はっきり言って、欲求不満なのは確かだ。
そろそろ、最後までしたいし、将吾さんを物理的にも俺のモノにしてしまいたい。
将吾さんを傷付けたくなくて格好つけてはいるが、所詮俺だって健康なオトコ。
中身は獣だ。
頭の中では将吾さんが啼こうが喚こうが強引に組み敷いて、ぐちゃぐちゃになるまで犯している。
乱れる将吾さんを思い浮かべながら、下半身に手を伸ばす。
“本宮くん?”遠慮がちに呼ぶ、彼の声を思い出す。
「将吾さん…」
声に出して呼び掛けると、妄想の中の将吾さんはあられもなく脚を開いて、俺を誘う。
狭い秘部に、己の欲を突き立てたい。
痛がる将吾さんに無理をさせてでも、最奥まで貫いて、一つになりたい。
将吾さんと繋がることを想像するだけで、手の中の肉杭はビクビクと震えて滴を垂らす。
「将吾さん…愛してる…ごめん…!」
それを激しく擦り上げて愛しい彼の名前を呼べば、呆気ないほどあっという間に、大量の白濁が飛び出す。
ティッシュを取り出すのも忘れてるなんて、ホント格好悪い。
「あ゙ー、将吾さん、ごめんなさい…」
頭の中で将吾さんを盛大に穢してしまったことを詫びながら、汚れたシーツを洗濯機に放り込む。
そろそろ本当に、限界かもしれない。
身体だけが目当てでは、もちろん無いけれど、あの綺麗で可愛らしい恋人の全てを、俺のものにしたくてたまらなかった。
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