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弱まった光(雲雀×ツナ)
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リクエスト小説です
mana様よりヒバツナで雲雀だけ10年後と切ない感じです
(切ないというかシリアスですが…すみません(-。-;)
注意!このお話は死ネタになっています。直接的な表現はありませんが…
大丈夫な方だけどうぞ!!
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この世界とは違うどかかで強く綺麗に輝いていた光があった
その光はいつもその世界で必要とされ大切な輝きであった
しかしそれは徐々に淡くなりそして……
――――――――――それと同時に近くにあった幾つかの光も小さくなった
ツ「今日は雲ばっかりでなんかテンションが上がらないなー」
雲「おはよう、綱吉」
ツ「ひ、雲雀さん!!!あー!また窓から入ってきてるし…ちゃんと玄関から来てくださいっ!」
雲「別にそんな事どうだっていいじゃないか」
ツ「もう…」
ツナが溜息をつくと同時に部屋のドアが大きな音を立てて開いた
ラ「ランボさん参上だもんね!!!リボーンちねー!!!!!」
そう言いながらランボは十年バズーカを構えた
ツ「ランボ…!てか今日はリボーンいないよ!」
ラ「ぐぴゃ!?そうなの!?」
ツ「そうだよ、いいから十年バズーカしまえよ」
ツナが言った途端、雲雀がその言葉に反応した
雲「十年バズーカ?綱吉、何ソレ」
ツ「え?あ、えっと…このバズーカで撃たれた人は5分だけ十年後の世界の自分と入れ替わるんです」
雲「ふーーん?おもしろそうじゃないか、僕にも撃ってみてよ」
ツ「ちょ…!!?雲雀さん何言って…!!」
雲「いいじゃないか、十年後の綱吉に会えるかもしれないんでしょ?」
ラ「ランボさんのバズーカに当たりたいのか?いいじょー!!いっくぞー!!」
ツ「ラ、ランボ!ダメだって!まっ…」
ボフン
ツナが言い終わる前に煙があっがた
ツナはモクモクとあがる目の前の煙に唖然とした
ラ「じゃあランボさんは行くもんねー!」
そう言ってランボはすぐに姿を消した
ツ「あーもう、ランボの奴…」
しかしはれてきた煙を見てツナは思う
でも十年後の雲雀さん…ちょっと気になるかも…
雲雀がいたそこには黒いスーツを身にまとった十年後の雲雀がいた
しかしその雲雀の様子はどこかおかしかった
ツ「雲雀…さん…?」
ツナの声に反応して下を向いていた雲雀がゆっくりと顔をあげた
雲「……つな、よし?」
ツ「はい、十年前の、ですけど……」
あまり反応のない雲雀
ツナはそんな雲雀の顔に手をあてて問う
ツ「……何か…あったんですか?」
雲「………っ」
苦しそうな表情を浮かべて雲雀はツナを抱きしめ顔をツナの肩にうずめた
ツ「雲雀さん…?あの…」
雲「…五分しか…ないんだったよね…」
ツ「あ、…はい」
雲「……ねえ、綱吉…僕は、ちゃんと君の役に…たててるかい?」
ツ「?……雲雀さんは、いつも俺のこと助けてくれまよ?だから最近じゃあ何かあったらすぐ雲雀さんに頼ってしまいます」
雲「……本当に?」
顔をあげてツナの目をみて聞く雲雀にツナは笑顔で答えた
ツ「はい!」
雲「…そう、よかった」
しかし雲雀はまた顔をツナの肩に埋めてしまった
ツ「…雲雀さん?……大丈夫、ですか?」
雲「…………綱吉」
ツ「何ですか?」
雲「…君は…………」
そこから黙ってしまった雲雀
ツナは雲雀の背中に腕を回して安心させるように優しく名前を呼んだ
ツ「雲雀さん」
そのまま数分が経過し、ようやく雲雀が口を開いた
雲「……そろそろ、だね」
ツ「そうですね…」
雲「……ごめんね、綱吉…」
ツ「え??」
雲「……いや。…また、こっちに呼んでくれるかい?」
そう言ったあなたの瞳が濡れている気がして
あなたの声が、震えている気がして
ツ「はい!もちろんです!!」
俺はそう言わなければいけないきがして
雲「…うん、約束だからね」
薄く、弱く笑った雲雀さんの手を握った
ツ「また!雲雀さん」
俺がそう言うと雲雀さんが驚いたような顔をした気がした
雲「ああ…また、ね。…………好きだよ…綱吉」
ツ「え……」
ボフン
また同じ音をたてて十年後の雲雀さんは自分の世界へ帰っていった
暗く静かな誰の気配もしない部屋
元の世界に帰ってきた雲雀はそのままベッドに倒れこんだ
雲「…………君のコトバに…僕は何回、救われてきただろう…」
そう呟きこの世界で見たあの子の最期の綺麗な笑った顔を思い出しながら雲雀は現実世界から意識を手放した
――――――――ねえ 何で君は僕の隣にいないの
いつもみたいに抱きついてきてよ
――――――――ねえ 何で君は目を開けないの
君の綺麗な琥珀色の瞳が見えないよ
いつも君は僕を置いていってしまう
僕は君の隣を歩きたいのに
君だけ先にいってしまうなんてズルいよ
君が居ないとこにいたってつまらない
今まで見てきた世界からかけ離れているから
まるで世界から色が消えたように
まるで世界から光が消えたように
僕の心は闇色に
――――――――――――ねえ はやく帰ってきてよ
僕の世界を元にもどしてよ
それができるのは君だけ
だってそうでしょ?
君は―――……"大空"だから―――……
――――――――ねえ 何で君は笑っているの
――――――――ねえ 何て君は言っているの
___________……綱吉
END.
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