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バレンタインという名の季節無視3
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「先輩、これ無理かも…」
…やっぱり男からのチョコなんて呆れられたか。
引かれたか。
「嬉しすぎて、食べんのなんて無理です…」
「え?」
予想もしてなかった言葉に情けない声が出る。
「けどお前っ、しばらくチョコ、いらねーって言って、」
「先輩のは特別です。
てことで先輩ん家行きましょう」
甘いものは嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
だからかな、佐藤くんが貰ったチョコも罪悪感無く食べれる。美味い。
「てかこのチョコ食っていいの?」
「全部一口は食べてるんで平気ですよ。それに全部食べたら先輩のが食べれなくなるじゃないですか」
そこまで期待しないでほしい。俺、そこまで料理うまくねーし。
そう、これは手作りなのです。溶かして色々しただけどな。女かよ俺。…女かよ俺。
「ホントなんだよ。なんなんだよ。俺色々おかしくなってよ。女みてーじゃん。マジ女々しい。」
「え?先輩?」
「佐藤くんが他の奴と話す度にイライラするし
女の子にキャーキャー言われて笑ってるのも嫌だし
愛想笑いだってわかってるけど 不安になるし」
「先輩どうしたん…あああああぁぁぁぁぁ!!これ酒入ってるぅぅぅぅぅぅ!!」
俺は絡み酒でした。
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