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8.切なくて痛くて、嬉しくて-9
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夏とのキスは、いつも頭が付いて行かない。
今までの経験も、何もかも、夏の前だと役には立たない。
「なちゅ…く……っ」
どうしたらいい。
どうしたら、この心の不安定さが消えるのだろう。
「三善さん……っ…すげー…綺麗…っ…」
夏の手が三善の頬を優しく触る。
それだけの事なのに、身体がビクッと反応してしまう。
「本当……綺麗すぎて眩しい……」
〝綺麗〟その言葉が自分に向けられている事に、三善は驚く。
「ぼ…僕は……っ」
綺麗な人間ではない。
性に対して淫らで、今も、抵抗なんかしてない。
身体は熱く、早くこの男に抱かれたいと思っている。
それも、強く強く。
今までにないほど……。
「身体熱いね。すげー火照ってる……」
「あッ……」
「それに、ここが一番……」
「やっ、だめぇ……ッ」
「熱い……」
夏が三善の下半身に手を伸ばし、下着の中に手を入れ、熱く半分だけ猛ったオスを優しく触る。
その手付きがぎこちなく、優しすぎて、三善はその手の温もりに、必死に耐えるしかなかった。
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