囚えたのか囚われたのか———
人を殺した、と君は言いました

※この話は３人の登場人物ごとに視点が変わります、人が死んだり精神的に病んでたり血縁関係での性描写等、色々暗いです、ハッピーエンドにはなりません、以上の事踏まえた上で大丈夫という方のみ本編へ


章良 AKIYOSHI　
容姿端麗で頭脳明晰。本来はとても穏やかな性質だが、両親を早くに亡くしずっと病気を患った弟の面倒を見ることを生きがいに生きてきた為他人に必要以上に関わろうとせず常に距離を置いていた。
大学時代から佐奈と付き合っており、佐奈を溺愛している。研究所勤務。

佐奈 SANA　
頭はいいが容姿は普通のやや上程度。童顔で若く見られることが多い。父母妹の平均的な４人家族で育った。
現在は大学病院勤務をしており、恋人と会う時間があまり無い事だけが悩み。
想定外の事態に弱く、気弱で恐がりな部分もあるが芯はしっかりしており一度決めたら行動力もある。

晃 AKIRA　
章良の弟。生まれた時から身体が弱い。幼少期は少女に見紛う程可愛らしい容姿だったが成長期を経て男らしくなった虚弱なイケメン。容姿は大人びたが中身は子供っぽい。
一時期は病状も良くなり回復順調に見えたが、ある事をきっかけに精神的に不安定になってからはやつれて隈が酷くなる。感情の起伏が激しくメンヘラ気味。