アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
七夕 2015-12side麗
-
──────
ゆっくりと頬を撫でられるのを感じて、麗は目を覚ました。
「ん...っ」
「...起きたか?」
麗が瞼を持ち上げると、隣で横になっている獅琉が優しく微笑んでいるのが見えた。
2人の様々な液体でベタベタになっていた筈の体はいつも通り綺麗になっている。
あれ?僕、しーとえっちしてて...お尻に変なのいれられて...それから...
疲れて寝ちゃったのかな...
「しー...?」
「ん?」
「抱っこ...」
「おいで。ごめんさっきは無理させた。体キツかったらまだ寝てていいぞ」
そう言いながら麗の腕を引き、腰に腕を回して抱きしめてやる獅琉。
「ふふ、しー、好き...さっきのも、嫌じゃなかったよ?」
「...っあー...何なのお前...俺をどうしたいの...」
「うぅ...」
ぎゅうぎゅうと獅琉に抱き締められて麗は苦しそうな呻き声を上げる。
「苦しいよ...ぅ」
「はは、小さい麗はすっぽり体に収まってたけど、今のお前は流石に無理だな」
くすくすと笑っている獅琉の胸にぐりぐりと額を寄せながら、麗もふにゃりと笑う。
しーといると胸がキューって温かくなるの。
僕が大きくなってもそれは変わらないみたい。
僕、ずっとしーと一緒にいたいなぁ...
僕が大きくなっても...
そこまで考えた麗はふと顔を上げた。
「僕...大きくなってる」
「?何言ってんだよ今更」
「今日まだ七夕?」
「ああ。もう夕方だけどな」
「僕のお願いまだしてない...!」
ガバリとベッドから起き上がった麗。
大事なこと忘れてた...!
「はぁ?お前大きくなってんじゃねーか」
「違うの!僕のお願いまだあるの」
体の前で握りこぶしを作って言う麗に、獅琉も起き上がってその頭を撫でた。
「珍しく欲張りだな。言ってみろ、何でも叶えてやるよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
68 / 217