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番外編:馴れ初め⑥
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バルコニーへ行き、夜風を浴びる。
「はぁ・・・・・・夜はまだ涼しいな。」
まだ7月だから夜は涼しい。昼もこのくらいだったら良いのに。
「カイトー!」
「?」
急に声をかけられ、振り向くと同じクラスのやつ。
「おー、リリカ様に挨拶したのかー?」
「したした。」
「あのさ、今日の最後のダンス俺と踊らね?」
「はひっ?!」
どどどどどうした?俺?!いや、確かに同性同士でも踊れるけど・・・・・・・・・まぁ、割合として多いのは男性と女性で踊るものであって・・・・・・・・・。
「カイト様ー!!ここにいらっしゃいましたか!!」
コイツも同じクラス。
「カイト様っ!!」
この人は顔なじみの王子様。
ドンドン集まってきた。
気がつくと王子様に囲まれていた。
そして皆が声を揃えて
「「「「俺(僕、私)とダンスを踊って頂けませんか?」」」」
「へ・・・・・・・・・・・・・・・?」
さぁ、選んでくださいという目。そして怖い。
怖くて怖くてここにいられなくなり、俺は走り出した。
「お待ち下さい!」
「おいっ!待てよ!!」
「ついてくんなっ!!誰とも踊らねぇかんな!!」
全速力でリリカ様のとってもとっても広い庭を抜け、城の外へ出る。
庭でフェイントかけたりしたから城の外へ出ると誰も追ってきてはいなかった。
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