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レストラン予約
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俺から小栗さんの唇に近付いた時…
「ジリリリリリ…」
「「!!」」
びっくりした!
突然、部屋の電話が鳴りだした。
小栗さんと顔を見合わせる。
「フロント…ですかね?」
小栗さんがこうべを垂れて、ため息を吐いた。
「邪魔が入った…」
そうして、俺にチュっとキスをしてから、俺の腰を持ち上げて自身を抜く。
「ひぁ!…んっ」
は、恥ずかしい。
抜かれるだけで声が出ちゃう…
小栗さんは俺をベッドに横たわらせると、テーブルの上の電話を取った。
「はい。…はい。…え?…あ、すみません。時間勘違いしていました。…そうですね。あの7時に変更とかは…。あ、そうですか」
ん?どうしたんだろう?
小栗さんがなんか時計を見て焦ってる感じ。
身体を起こして時計を見ると、6時20分だった。
「では、今から行きますので。はい」
電話を切ってから、小栗さんが「あれ?」と呟いた。
「どうかしましたか?」
「いや…さっきチェックインした時、4時40分くらいだと思ってたんだけど…いつの間にか6時過ぎてる…。
フロントの時計が止まってたのか?それとも、思った以上に……」
んん?
「えっ??…チェックインの時ですか?…俺もフロントの時計見ましたけど、確か5時40分でしたよ?」
「え?」
「…え?」
小栗さん、時計を見間違えたの?
まさか?小栗さんがそんな失敗を?
「ふふふっ!時計を見間違えるなんて…、小栗さんらしくないですねっ。…何か考え事でもしてたんですか?」
俺がそう言うと、小栗さんがカアッと顔を赤くした。
「あー…何か変なこと考えてたんでしょ〜?」
ふふふ、と冗談のつもりで言ったんだけど…
小栗さんはそのまま俯いてしまった。
えっ?
本当に変なこと考えてたの?
それで時計見間違えたの?
「プッ!」
思わず吹き出したら、小栗さんに睨まれて、ガバッと押し倒された。
「わ!」
「…水族館から、我慢してたんだから仕方ないだろ?」
そう言って、俺の太ももをスルリと撫でて、俺の首の付け根に吸い付いた。
「ひゃ!!…ちょ!小栗さん!フロント!フロントから何か言われたんでしょっ?」
「…チュ…、名前…」
「〜っ!!まっ、雅治さんっっ!」
小栗さん…、雅治さんがゆっくり顔を上げた。
「時間があるつもりで6時にレストラン予約してたけど、まだ来ないからって連絡来たんだよ。時間、ずらせないらしいから、早く行かなきゃ…」
雅治さんがベッドから起きて、俺をお姫様抱っこした。
うわ!
「ちょ!ちょ!歩けますって!」
なんて言ってる間にバスルームに着いた。
「時間ないから。一緒に済ますぞ」
そう言って、ニヤリと笑われた。
「ええっ⁈」
どうやら雅治さんを怒らせてしまった俺は、あれよあれよと言う間に服を脱がされて、俺の抵抗虚しく素手で全身を洗われるという罰を受けた…
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