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ケンカップル…。最高じゃないですか!
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「…それにしても、会長。春原がものすごいショック受けてるけど、アレやりすぎるとさすがに不憫だから控えてあげてね」
「へ?不憫?何が?」
「例の計画バレちゃうよ、ってこと。」
「あ、やべ。」
まぁ、計画みたいなことじゃないんだけど。
ただ、『王道学園BLモノ』が見たいだけで。
当の本人は、今もまだ暗いオーラを身にまとっている。しかし、さすが美男子。それすらも絵になるとは。すごいなぁ。
俺はのんきにそう思った。
「春原は、俺の話聞いて感動してるだけだし。…なっ!春原っ!」
春原は顔をあげて、こう言った。
「会長は…転校生ごときに渡さない。」
「へぇ!副カイチョーって、そーんなこと言うんだぁ☆」
でもまぁ、と槙野は続けた。
「俺も、欲しくなっちゃったんだよね。」
バチバチ、と火花を散らしあう二人。
「…なぁ、海斗。」
「何?会長。」
「俺、やっぱり新しいカップリングについて、かずちゃんと話してくるね。
ーーーーケンカップル、いい…!」
「歪みない、その根性は会長らしくていいと思うよ。」
俺はケンカップル〔仮〕に背を向け、生徒会室へと向かった。
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