アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
転機 4
-
俺はキラキラした物やツルツルしたものが好きだ。
ここではそんなものは見られない。
水槽の中には岩しかないし。
だからサシャの瞳も気に入った。
「なんか、あんまり見られると照れるね」
サシャは少し俯いてサーナへと振り向き、同意を求める。
「そうだ、人魚さんの名前は?」
俺の名前……
少し悩んで首を振り、やっぱり教えるのをやめた。
あまり深く関わっても、お互いに良いことはないだろう。
俺の答えに少し寂しそうな顔をすると、「ごめんなさい。ここにいるのも何か理由があるんだよね?」と聞いてきた。
俺は首を振ると、もうこれ以上は関わる事は無いと背を向けて離れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 98