アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
6ー5
-
――魔界・プリゾ邸・書斎部屋
「シイガが変なやる気を起こしているのは、何かアドバイスをしたのですか?」
にっこりと笑む男は、資料を目に通していたゼウダーの手を止めた。
首を傾げながら尋ねられた質問に彼は…。
「別に。あんなのは、アドバイスにあたらないだろう…」
「彼には十分なアドバイスだったらしいですよ。魅力を感じた誰かが居たと捉えて宜しいのですよね?あのやる気は…」
机に座り、足を組む。
「座るならソファーに座ったらどうだ…アルザリ…」
相手を睨み付けるゼウダー。
「おや、これは失礼…」
くすくすっと、喉を鳴らしながら笑う。
珍しく顔を出したと思えば、相変わらずな態度。他の輩の前ではどうか解らないが、必ずプリゾ邸に来たらこんな感じだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
44 / 107