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8ー6
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――天神界・蒼の谷
甘く、酔いしれる薫りがラファエルの鼻を刺激する。
危険な花と認識している。色も他の花とは違い独特なのが特徴。
尚更、魅惑だと断言してもいいぐらいに薫りは半端なく酔わそうとする。
「…っ」
ゼウダーの精悍の顔が目の前にあった。
「シイガの趣味にも困ったものだな…」
「おい、後は俺が好きにしてもいいと言ったハズだぞ?」
「言った。だから、遠慮せずに抱いてしまえばいい。その前にコイツに…我から直に聞きたい事がある…」
「…早々に済ませ」
シイガは不服な表情をしながらも、後からの楽しみを考えたら致し方無いと思った。
彼が聞きたい事があるというなら、今のうちに済ませればいい話。
話を聞かない様に、少し距離をとる。
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