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《緩やかな決着》13
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「あぁ、ありがとう、前はもっと仕事詰めてやってたからこのくらいは平気だから‥」
心配してもらえて嬉しいみずき…何気にいうが…
「もう、それがダメなんだって、無理して身体壊したら元も子もないだろ…」
無茶しがちなみずきに、いちよう教育係として、ちゃんと注意するアキラ。
「あぁ、でも…困っている様子だったし…俺が一番古株だから…ほっておく訳にもいかない…」
責任感から、そう伝える。
「…古株?って、そんなに長くやってんの?」
「あぁ、六年くらい…」
「ろ、六年!?」
ちょっとびっくりするアキラ…
コンビニに六年って…
「あぁ、前の店長の時からだから…俺が今、店員の中では一番長くいるんだ…」
頷きながら、教えるみずき。
「じゃ、店長よりながいんだな…お前が店長してもいいんじゃねぇの?」
「…そういう話もあるんだが…」
困ったように言うみずき。
「すげーな、なれよ店長」
アキラは勧めるが…
「いや、そうすると掛け持ちで仕事が出来なくなるから…毎月の給料が減るんだ。しかもそこの店長は夜間専従になるから…アキラとすれ違いになるし…」
朝はアキラより早く起きて支度をするのが日課になっているみずき…
夜間専従になればそれが出来なくなるから…
「…そっか、夜間働くのは身体に悪いしな…」
「あ、…今日は目覚ましをセットさせてほしいんだが…」
ふと思い出したようにアキラに言うみずき。
普段はアキラを起こさない為に目覚ましナシで起きているから…
でも明日はさすがに起きれないかもしれない…と心配する。
「な、もしかして明日も朝から仕事?」
さらに驚くアキラ。
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