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ニュー・ワー 2
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何故かと言われれば、心優しい恋の同情故かもしれない。いやいや、同情でも何でもありがたいよ恋さん...だって俺焼きそばパンぐらいなら買いに走る準備だってできてたもの。あんな濃厚な秘密まで飲み込んだ上で、ばい菌扱いせず俺と会話してくれるあんたはきっと...少女漫画の中でしか生きられないとされる空想上の生き物・スーパーシンセツイケメンボーイという部類の生物なんだろう。(いや、なんだそれ?)今考えた。いわば神様の類。
「...それ何考えてる顔なわけ?」
「え?あー、信仰心について考えてた」
「シンコーシン?なにそれ、いずみってほんと意味わかんねぇなぁ…」
アハハと笑って、軽やかにスキップしていく恋。
彼のスキップは癖のような物なのだろうか?いつも楽しそうに隣を駆けるので、心なしかこっちまで飛び跳ねたくなったりする。
恋に惚れた他校女子たちは、恋のおとなりでスキップしながら帰り道を歩むという超VIP席なこの場所をさぞ羨むだろうなぁ。俺みたいな奴がいていいもんかねー
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