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ニュー・ワー 8
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…咄嗟に「え?」と聞き返してしまうのも無理はないだろう。大目に見て許してほしい。あと、もう一度だけハッキリ言わせてくれ
えっっっっ?????
恋は今、何て?
俺の欲求不満な耳が、勝手に言語を都合良く作り変えてしまったのか…?ああ俺はなんてえっちなんだ…そんな、そんな青年向け漫画みたいな展開になんてなるわけないだろ…。
意味不明空耳アワーを頭から消し去ろうと、証拠隠滅を試みるも…俺が視線で助けを求めた彼は、俯き気味に頬を赤くしてしまっている。
いやいやいや…待ってよ、恋、なにその顔?本当はなんて言ったの?聞き間違いを訂正してくれよ…
神様(と天使)を醜い妄想で穢した、この罪深き男に正義の鉄槌をぉ…!ほら、粛清!浄化!
「…いずみ、早くしないと漏れちゃうんじゃないの」
「はっ?、あ、うっ…」
一瞬どこかへぶっ飛んでいた尿意が再び舞い戻ってくる。
ガラ空きだった股間を両手でギュウッと押さえ、交互にもじもじ…ダッシュで便所に駆け込みたい気分だが、なんとなく恋の目を見つめてしまう。そういう空気なんだ、なんか…そういう…
「…俺のせいでしょ」
「え…な、何が」
「いずみ、最近溜め息多いもん」
あ....それってやっぱり、俺の排泄趣味諸々の話...、だよな...?
別に露骨に落ち込んでたつもりはないけれど、おもてに出てた...んだろうか。
だけどなにも恋のせいじゃないし、何度も言うように恋には感謝してるんだよ。偶々目撃されたのが恋で、本当に俺は助かって....
「俺じゃ、役不足かな...」
「いや...」
だから、なんの、と言葉にする前に、恋は遮ってこう言う。
「パートナーの、話」
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