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無意識の恐ろしさ。
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いくつか虎乃巴に服を渡し、虎徹は部屋を出た。
なぜ男同士なのに虎徹が外にいるかというと…
虎乃巴は気恥ずかしそうに
「着替えるので…その…」
と、虎徹に訴えたから。
さっきから虎乃巴のしぐさや言葉遣いに顔が赤くなる虎徹…。
もしやこれは…?
まぁ、そんなことが虎徹にはわかるはずは無く。
虎徹は、虎乃巴に風邪をうつされたのかと思う始末。
そんななか。
虎乃巴が着替え終わった。
「あの…虎徹さん…」
おずおずと襖を開け、廊下に出てくる。
虎徹は渡り廊下で、縁側に座りタバコを吹かしていた。
「ん?おお、着れたのか。」
「その…それがっ…」
虎乃巴が着ていたのは先ほど虎徹が渡したものとは異なる服だった。
それも、さっき虎乃巴が抱きしめていた虎徹のワイシャツだ。
「なっ、おまっ、それっ」
虎徹はかなり驚いている。
これは俗に言う、彼シャツというものだ。
虎徹も虎乃巴も顔を同じように真っ赤にしている。
「あっ、あのねっ??
さっきの服も着たんですけど…肩とか胸とか出ちゃうぐらいブカブカだったから…」
確認のために、第一話での虎徹の紹介をしましょう。
大柄の男だ。
「だから…僕はこっちのほうが…」
「あ、あぁ。
ならそっちでいいけどよ…お前、ズボンは?」
そう。
今、虎乃巴はワイシャツと下着だけである。
「あのズボン…ベルトで一番きつく止めてもブカブカで…裾も長くて、歩きづらくて…」
虎徹は、
今度、虎乃巴と一緒に買い物に行こうと思いました。
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