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赤イロ。
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「なんか体調に問題あったらすぐ言ってな!
ピューっと飛んでババっと治すから!」
「は、はい」
虎之巴は振り回された腕に痛みを感じながらもニコニコと微笑んだ。
「てか、自分はなんでこんなとこいんねん?
普通、警察とか施設に行くんじゃ…」
澄は虎之巴がここにいる事に対し、拭いきれない違和感があった。
そこへ、隣の障子を勢いよくあけて虎徹が一言。
「バラされたいかお前。」
「ひっ!!!
若!!?」
澄が、それはもう驚いて虎之巴の握りっぱなしの、手を強い力で握ってしまった。
「あぅっ!!!」
虎之巴は澄の握る力が格段に上がったため、痛みに我慢出来ず声が出る。
「とりあえず虎之巴の手離せ。
冗談だからそんなビビってんじゃねぇよ。」
虎之巴の手を澄がパッと離すと、虎徹が虎之巴の背中を強引に抱き寄せる。
「わぅっ」
「あぁん?
虎之巴ぁ、お前浮気は駄目だろうがよ…」
虎徹は虎之巴を抱いたまま、虎之巴背中から顔を出して肩に顎を乗っけた。
虎之巴の腕をガッシリと掴み、逃げないように、逃げられないように捕まえる。
「浮気…?」
虎之巴は浮気の意味が理解できなかったため、後ろの虎徹の顔を不思議そうに見つめる。
「…!
若のイロでしたか!!気付かずすいません!!」
澄は高速で頭を下げた。
「イロじゃねっ…いや、イロか。」
虎徹は顔を少し赤くして虎之巴の目を見る。
「虎徹さん…熱?風邪?」
虎之巴はイロの意味もわかってないので、赤面した理由もわからず体調を気にした。
「…近々絶対犯すからな。」
小さい声でそう言い、決心した虎徹だった。
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