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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
ヤス兄⑤
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自分の唇に手を触れようとすると、
目前にあるヤス兄の形のいいピンク色の唇が感触を思い出させる。
身体の内側を熱い血が駆け巡って、心臓からどんどん熱が溢れ出す。
「──……………ぁ、ぁの……」
「お、俺先に上がってるから……っ」
ヤス兄はこのまま一緒にいたらおかしくなると言わんばかりに、
さっさとシャワーで全身の泡を洗い流して出て行ってしまった。
「…………。////」
……酷い。
唇に触れて、撫でて、感触を思い出す。
…………酷い……。
まだこんなに熱いのに。
……こんなにドキドキしてるのに、置いていくなんて酷い。
全然止まらない。
心臓の音が鳴り止まない。
逆にもっとうるさくなってしまった。
……一人でいると、こんな熱い場所にいると、
扉の外から聞こえる身体を拭く音を聞いていると、
何だか、胸が熱くなって、変になる。
傷心してる時に、こんな優しいキスは……本当に心臓に悪い。
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