アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
高熱⑩
-
これ以上キスしてしまったら、どんどんヤス兄の顔見れなくなっちゃうじゃないか。
俺なんかと比べ物にならないほど完璧すぎる兄だけれども、
一応兄弟なのだから1つ屋根の下に住んでいる訳だ。
顔を会わせない日などない。
もういっそ引きこもるか……っ!? そしたらキスされない……!?
…………キス……か……////
ヤス兄の唇の感触や、舌の味を思い出す。
ドキドキした気持ちも、優しい触り方も……思い出してしまう。
じりじりと熱くなったお腹を擦ると、ヤス兄は心配そうに眉を下げた。
「大丈夫か? やっぱ今日も休んだ方がいいんじゃ……」
繋いだ手を軽く握ると、握り返してくる。
……うぅ、どうしよう、ドキドキしてる。
昨日と朝のキスのせいだぁぁ……。
「シュウ……?」
俯いていたから心配したのだろう。
ヤス兄がひょい、と顔を覗いてきて、首を傾げた。
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!? /////////
せっかく顔をなるべく見ないように気を付けてたのに……!!
あああ、まただ、ドキドキしてる……っ。ダメなのにぃ……。
ヤス兄の顔をこれ以上見れなくて、目をぎゅっと瞑った。
「……シュウ…………////」
頬に冷たい手が触れた。
「?」
何故か、目前の美しい睫毛さんが伏せられている。
「え、あの……//」
だんだんそれが迫ってきて、前髪にふわ、とした感触が伝わってくる。
唇に熱い吐息がかかった時だった。
「迴場─────……………?」
あの大好きな声が、耳にしっかりとこびり付いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
52 / 408