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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
逃亡⑫
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ヤス兄の顔が浮かんで、ぶんぶんと首を振る。そしてキスも。
ないないないないないないッ!! ///////
頭をブンブン振り回していると、
周りにわちゃわちゃ集まっている生徒たちがひょいひょいと肩を押してくれる。
──何これ楽~……///
でも何故か槊がべったりくっ付いて一緒に運ばれている。
人混みから抜け出せたと思ったら、男女共に2年生も3年生も集まっていて、
廊下が人混みからだらけでもう吐きそう……。
俺は人混みが苦手なのです。けどこれ人混みの域か?
朝礼でも始まるんじゃないの?
周りの生徒たちの視線を辿った先には、美しい顔をした王子様がいた。
壁に寄りかかって窓の外を見つめながら、
風に吹かれて靡いた、日光で輝く髪の毛を押さえて、
勢いよく振り返る。
「──……シュウの匂い!! //////」
──台無しだよッ!?
後ろから、「ぷはっ、死ぬかと思った……」と言う槊の掠れた声が聞こえた。
ヤス兄は頬をピンク色に染めて、がばっと腕を広げて飛び付いてきた。
「シュウ~っ//////」
ぎゅぅ~っと抱き締められて、ちゅ~っと額にキスをされる。
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