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本社に着くと祖父の側近の1人であり俺の幼馴染、出雲が待っていた
出雲
「お待ちしておりました。セル様」
セル
「敬語やめろ。気持ち悪りぃ」
出雲
「ジョークじゃんジョーク。
もー、まだ反抗期終わってないの?」
セル
「反抗期じゃねえよ」
出雲は小さい時に祖父が拾ってきた純粋な人間だった。
それからは一緒に子供の相手をしたり勉強したりと
なんだかんだで付き合いが続いている
セル
「で、ショタコンじじいは何処にいんだ?」
出雲
「ちょっと!お爺様をそんな変態みたいな呼び方しないでくれる?」
セル
「人間、吸血鬼構わずガキを拾ってきて侍らせてるんだから
十分変態だろ」
出雲
「お爺様は俺の恩人だからいいんだよ」
どんな理屈だよ
セル
「…セクハラされたらすぐ言えよ?」
出雲
「だから大丈夫だって
それより早くいくよ。お爺様が待ってる」
出雲に連れられ着いた場所は本社の地下1階にある薄暗いモニター室だった。
そこに入ると1人ソファに祖父、その後ろに俺と同い年ぐらいの吸血鬼3人が立ち
俺を待っていた。
出雲
「お爺様。セル様をお連れしました」
祖父
「あぁ、ご苦労だったな出雲
セルもよくきた」
セル
「いいから早く本題に入れよじじい」
後ろの吸血鬼の1人に「お前!社長に向かって!」と言われたが
どうでもいい。
さっさとこんなクソな場所から離れたい。
祖父
「そうだな。じゃあまずはコレを見てもらおう」
そういうと祖父は持っていたリモコンのスイッチを押した。
すると祖父の背後にあったモニターに電源が入り1つの部屋が映し出された。
その部屋は全面が白で覆われておりその真ん中にあるベッドの上で
1人の少年が鎖に繋がれ眠っていた。
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