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壊れる
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春は血濡れた俺の手から拘束を外し、次いで他の拘束もすべて外した。
「ふぅ、この方が動きやすいからね、あ、そーだ。零れたらいけないから蓋しとこーね」
つぷり
尿道に何かを入れられる。
俺は確認する気力もなく、かすかにうめきながら上を向いていた。
「ははっ、もう力入んなくなってる、イチのここぐっちゃぐちゃだよ」
春が俺の方足を持ち上げて後孔を広げていく。
そして間もなく、春の雄が俺を一気に貫いた。
「はぁ、やっぱり僕入れるのも好きだなぁ、んっ」
抽挿が激しくなるほどに水音は増し、俺の視界は白んでいく。
春は、片手から血を流し、身体中を粘液でぐちゃぐちゃにして力の入らなくなった俺の身体を、激しく揺さぶり続けた。
ついに俺の視界は真っ白になり、下半身の感覚すらなくなり始めた時、春が動きを止める。
べりっ
「ぅ˝あっ」
俺の身体は最早痛みを感じる前に、音に反応した。
「僕が気持ちよくしてあげてるのにイチが寝るとか駄目だよね。痛い事、しなくちゃね」
べりっ
俺の身体の一部が簡単に、次々と、欠けていく。
だが、俺の中では痛みは既に快楽に変換されていた。
「んぁあっ、はっ、はぁああっ」
「んっ、ふぅ、今すっごい締まったけど、イチ、いったの?・・・ふっ、ふはっ、あはははっ。イチすっごいねっ、ははっ、あぁもうたまんないなぁっ」
春はそのまま抽挿を再開すると、一気に動きを速めて右手の最後の爪をはがした。
「あっ、締まるっ、いいっ、いいよっ、んっ、んんっ」
俺は、夢を見ているようだった。
身体中の感覚に靄が掛かる。
音と、温度しかわからない。
でも痛みと快楽だけは、明確に感じることが出来た。
だから俺は必死にそれに縋った。
「はぁ、イチ、イーチ・・・ははっ、壊れちゃった。ま、いいや。まだ爪いっぱいあるし」
左手の包帯がほどかれる。
生えて来たばかりの小さな爪がペンチで摘ままれた。
剥がれていく。
達する。
小さくて綺麗なその顔が、笑って、また腰を動かし始めた。
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