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きっかけ
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きっかけは小学生の頃。
その当時クラスには小学生にしては体格がでかく学校を仕切るボスみたいなのがいた。
基本的に温厚な性格だけど怒ると怖いらしい…そんな噂もあった。
俺とそいつは仲が良かった。
休み時間には皆でドッジボールしたし放課後には誰かの家に集まってゲームをしたりしていた。
そんな幸せもクラスの奴の発言で終わってしまった。
「理生のやつ佳菜子ちゃんのこと好きらしいぞ!手紙渡してたの俺見たもん!」
それは移動教室の時だった。
他のクラスメイトはもう移動していて教室に残っていたのはトイレに行っていた俺とボスとその取り巻きだけ。
まさか自分の名前を出されるなんて思っても見てなくて思わずビクッとした。
その時ボスはクラスでも1、2位を争う可愛さを持った佳菜子ちゃんのことが好きだった。
それを俺は知ってたし別にその当時好きな人なんていなかったしどうでも良かったのを覚えている。
手紙を渡したのだってその時女子の間で手紙交換が流行っててたまたま佳菜子ちゃんが落としたから拾ってあげただけ。
「違うよ!そんなんじゃないよ!!」
「おい…それほんとか?理生…ちょっとこいよ」
凄い形相をしたボスに引きずられるように人気のないところにつれていかれた。
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