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ソファーに腰掛けた俺に、先生が「ん…」とマグカップを差し出し、俺とは少し離れて先生もソファーに腰掛けた。
俺は受け取りはしたけど口を付けずにマグカップをテーブルに置いて、兎に角謝ろうと視線を先生に向け口を開くと
「「ゴメンっ」」
同時だった。
少し沈黙の後、先生が顔をポリポリとかき、バツが悪そうに
「あー…なんてゆーか…その、悪かったよ。 お前、怒ってるの理由解ってたのに自分の考え押し付けて…しかも…大人気なく怒ったりして、ゴメン」
『先生…俺も、ゴメンナサイ。 まだガキで…先生の事ちゃんと考えない』
「…そっち、行っていいか?」
先生が俯き小さな声でそんな事言うから、俺は胸がギュッとなった。
俺はうまく声を出せなくて、返事を言葉に出来ない代わりに先生の腕を引いて自分の身体に引き寄せて力いっぱい抱き締めた。
『はぁー…』
「…なんだよ」
『もう喧嘩はしたくないなと思って…』
「…そうだな」
『まぁ、そもそも喧嘩の原因は先生が俺を目の前に恋人がいないなんて発言をしたのが悪いんですよね?』
「だから…悪かったって謝ってんだろ」
『俺…ちゃんと恋人って認識されてないんじゃないかって、傷つきました』
「だからっ…そうじゃなくてっ」
俺は先生の言葉を途中で遮り、キスをした
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