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月曜日、朝から女子生徒達が騒ぐ
「先生っ彼女いないって言ってたのに指輪っっ」
「煩いな、お前らは」
「ペアリング? えー何か残念ー」
「お前らにもこれから先大事だと思える相手ができるよ、だからこんなオッサン相手に残念とか言ってないで、今は勉強に励みなさい」
「勉強したくなーい」
そんなやり取りを、金曜日の俺とは違い、心穏やかに見ていられる今日の俺。
だって、俺には先生との約束が指に光っているから
自然に顔はニヤけ、穏やかな俺の席に影ができた
見上げると何とも言えない笑顔の先生が手を俺に手を差し出す
俺はその手を握ろうと手を出すと
「没収」
『え?』
「その指に付けてるの外せ、没収な」
『な、何でですか?』
「それは授業に関係無いものです」
自分がくれたのに…何て酷い
「放課後取りに来い」
そう言って意地悪そうに笑う先生は、きっと俺に昨日の仕返しをしたつもりなんだろう。
放課後、取りに行くと先生は「先生の身体を労って、無理をしない約束ができるなら返す」
そんな約束をさせて指輪を返してくれた。
まぁ…そんな約束は守らないけどね
一応「解りました、気をつけます」そう言っておく。
そんな約束を先生はたった1日で破られるなんて思ってないから
「今日、飯食いに来るか?」
なんて無防備な事を言う
返事はもちろんYes
食後に先生も美味しく頂く予定で。
今日の夜、約束が違うと騒ぐ先生を思い浮かべ俺が笑うと、理由を知らない先生も笑顔で俺を見る。
「楽しみです先生」
「そ…そう?」
不思議そうに俺を見る先生の顔を見て、俺はまた笑った。
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