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「はぁ・・・ゆう、と」
耳もとで、タカさんの欲情にかすれた声が響く。
今日、一度も触れられていない後孔がその声に反応し甘く痺れ疼く。
ずいぶんと、淫乱なカラダになったようだ。
前だけの刺激だけじゃ物足りないのか?
タカさんに貫かれ、後孔深く、全部満たして欲しい・・・。
そんなあさましい俺の気持ちをよんだかのように、タカさんが囁く。
「ゆうと、後ろにも、欲しいんじゃねぇの?」
目の前には、直接的な刺激で息を荒げ、恍惚とした表情を浮かべる愛しい人の顔。
ぬちゃぬちゃと、オイルで濡れた2本の陰茎を合わせしごく卑猥な音が快感とともに広がる。
「大丈夫・・・っ」
後ろの疼きを押し隠し、タカさんにキスをする。
激しく、ねっとりと何度も何度も・・・唾液が混ざりあい、舌が絡み合う。
手淫を速める。
亀頭同士が擦れ、二人の先走りが混ざりあい、ずちゅ、ずちゅっと音が鳴る。
2本の陰茎が重なり合う様は確かに視覚的にも卑猥だが、それより、二人で同じ一つの快感を味わい分け合っているということが興奮を増大させるのだろう。
後ろは今も、身を捩るほど甘く疼き雄を欲しているが、それよりもタカさんと同じ快感を共有していることに心が震え愉悦する。
心が満たされる。
「た、タカさん・・・ふっ。んんっ」
気持ちいい。
直ぐにも達し、白濁とした欲望を解き放ちたい。
けど、あとちょっと、もうちょっと・・・足りない。
もどかしい。
イキたいのに、自分で擦る刺激だけじゃ・・・。
そう思っていると、
「ゆうと、そろそろ一緒にイこうか」
タカさんがそう耳もとで艶っぽく囁き、俺の手ごと、両手で2本の陰茎を包み込み激しく上下に擦る。
「アッ・・・ぁ、タカさんっ・・・ん、んんっ・・・あんっ・・・っ」
タカさんがもたらす快感に、口からは喘ぎが止まらない。
タカさんの手で呆気なく追い上げられる。
「んっ・・・はっ・・・っ」
唇を塞がれ、息が・・・。
頭が沸騰してしまいそうなくらい、気持ち
良い。
体中を、燃えるような快感が駆け巡り、欲望は下腹部へとすべて濃縮し溜まる。
内腿が僅かに震える。
どくどくと脈打ち、波打つほどに快感が押し寄せ、出口を求めて暴れ狂う。
「やぁ・・・タカさっ、ぃ・・・はっ、イッちゃ、ぁ・・・ああぁぁぁあぁっ」
「・・・ゆうとっ、くっ」
びゅるっ、びゅるっ、と音が聞こえそうなほどの勢いで二人の精が放たれる。
体が放電したかのような激しい恍惚を伴い二人はほぼ同時に達した。
放たれた精はタカさんと俺の手の中で溶け合い、どちらのものとも判断がつかない。
このまま、身も心も全て、全部全部溶け合ってなくなって、一つになれたら良いのに・・・。
悦楽の余韻で朦朧とした頭で、俺は手の中の白濁を見つめ、そう思った。
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