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怪しい(友人達視点)
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大学では、いつものメンツで集まって、食堂で昼飯を食べながら話をしていた。
作:「ねぇ、悠君さ、風邪引いてるんでしょ?」
和:「あぁ」
作:「お見舞い行かなくていいかな?」
龍:「でも、急だったな。2日前まではあんなに元気だったのに」
作:「ねぇ~心配だよ~!という事で、僕達三人でお見舞いに行こうよ!!」
和:「待て待て待て!風邪引いて辛いだろうし、そっとしといてやろうぜ?」
(悠久は今、家に居ないんだよ!!)
龍:「あぁ、そうだな。それに悠久は、俺等が行く事で、俺等にうつるんじゃないかとそればかり心配して、全く休めなくなりそうだしな」
作:「そっかぁ。確かに!悠君、いっつも人の心配ばっかしてるもんね」
和:「確かにな。まぁ、ゆっくり休ませてやろうぜ。この前、学校に来た時も本調子じゃなかったのかもしれねぇし」(おぉ~龍雅ナイス!!)
作:「じゃあ、携帯にお見舞いメールだけでもしとこ!!」
和:「おう!しといてやれ!!ぜってぇ、喜ぶ!」
龍:「だが、何故悠久はいつも和也にばかり連絡するんだ?」
作:「確かに!!僕達にはあんまり連絡くれないよね!どんどん連絡してくれていいのに!」
和:「何だよ、お前ら?焼きもちか?」
作:「違うよ!!僕達の事も頼って欲しいって事!」
龍:「作馬の言う通りだな」
和:「ま、俺が高校からの付き合いだから、言いやすいんじゃねぇの?」
作:「あ~あ。もっと早く悠君と出会いたかった~」
龍:「そうだな。悠久は、人に頼るとかあんまりしないからな。その点では、少し、否、かなりお前が羨ましいぞ、和也!」
和:「お、おう!!」
(今度からは、コイツ等にも連絡する様に伝えとこ。コイツ等、面倒くさ!)
作:「でも、結構、長引いてるよね?もう3日経つよ?明日には来るかなぁ~?」
和:「まだ、来れねぇよ」
作:「え?何でそんな事分かるの?」
和:(しまった!つい口が滑っちまった……)
「あ?何となくだよ。何となく。いつもは、明日から行くとか連絡があるけど、それがねぇからさ」
作:「あぁ、確かに!!」
和:(ナイス、俺!)
龍:「……なぁ、和也。お前、何か俺達に隠してないか?」
和:「へ?隠してるって何だよ?何も隠してねぇけど?」
龍:「お前、さっきから目がキョロキョロし過ぎだ。お前が隠し事をしてる時は、大抵目が動くからな。目を見てれば、お前が隠し事をしてるかしてないかぐらい判断出来る」
和:「え……?」(マジかよ!!)
龍:「で、どうなんだ?悠久の事、何か知ってるんだろ?言え!!」
作:「え?知ってるの?何を?何を?」
和:「うるせぇな!知らねぇよ!!悠久は、風邪引いてるんだって!!入院なんかしてねぇよ!!!」
作:「入院?」
龍:「入院とは何だ?」
和:(あ、しまった…………ごめん、悠久………)
「入院なんて、言ってねぇよ!!聞き間違いだろ!!アハハ!!」
作馬と龍雅は黙ったまま和也を見つめる。
その目があまりにも冷たくて、和也は耐えられなかった。
和:「何だよ!見んなよ!!……わ、悪かった!!」
龍:「話すか?」
和:「分かったよ。本当は、悠久に言うなって言われてたんだからな!」
龍:「いつか分かる事なら、今知っておきたい」
作:「そうだよ!」
和:「はぁ~実はな……………
・
・
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って、事があったんだよ。で、今は入院してるって訳だ」
話終えた後、改めて作馬と龍雅を見れば、言葉が出て来ねぇのか黙ったまま、何かを考えてるみてぇだった。
和:「おい!大丈夫か?」
作:「お見舞いに行く!!」
龍:「賛成だ。今から、連れて行け!」
和:「はいはい。今日は、講義があるから、明日な」
龍:「チッ」
和:「舌打ちすんな!!」
作:「じゃあ、明日、絶対だからね!!」
和:「あぁ。分かった」
作:「よし!じゃあ、気持ちを切り替えて講義受けに行きますかね!!」
龍:「あぁ、そうだな」
和:「おう!」
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