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共犯者
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「ぁ…も、駄目だって…」
固く反り勃ったものが下着を押し上げている。
それを勿体ぶって、布越しで刺激した。
(やっぱりだよな……)
この人がカタカタとパソコンを叩く姿を見ていた時点で、
ああ、また溜まってるなー…と確信していた。
性処理は俺と一緒が当たり前になったのかもしれない、最近はめっきり一人でしなくなったようだ。
だからこうやって不意打ちに触った時は、大概かなり感度が良い。
触れば触るほど良い反応を示してくれるもんだから、そりゃ止まらなくもなるわけで…
こうされる為に残ってたのかな、なんて勘違いまで引き起こすハメになるんだ。
「しちゃいけない事を何でも『駄目だ』て押し込める人ほど…
時に、溜まり溜まったものが爆発したりするでしょ」
桐嶋さんはまさにそういうタイプだと思う。
今だって…
この濡れ具合を見るに、渋るわりには俺と同じくらい興奮してる。
(淫乱体質ですね…とか。
口に出したらぶっ殺されるよな)
ズボンに引き続き、ずるずると下着を下げた。
明るい所で晒される自身に、この人の顔がかっと赤くなるのがわかった。
その後も「誰か来たら」とか「本気で怒るぞ」とかいささか程度の抵抗を続けるから、
俺はなだめるようにしてその両手を取った。
「管理の人が来るのは十一時。
オフィスは内から鍵も閉めてます。
安心してください、貴方の思ってるような事態にはなりませんから。ね?」
フォーマルな場所で許されない行為に、スリルを味わいたいわけじゃない。
ちょうど今ここにいる時に、偶然桐嶋さんを犯したくなったというだけなのだ、わかるか。
「ん…、ふっ、ぁ…」
俺が言いくるめるのが上手いのかこの人がちょろいのか…
依然として抵抗は緩く、寧ろ少しずつ大人しくなっていく。
扱くついでにグリグリと先の方を弄れば、
イきそうになるのを何度も耐えていた。
「これは…果てるのも時間の問題ですね」
「んっ! く、ぅ…ッ
れ、冷静に言うな…」
背もたれに頭を預け、息を乱す桐嶋さん。
目を伏せた、悩まし気な表情がたまらない。
気持ち良さそうだな…
一人でする時もこんな顔してるのかな…
もっと気持ち良くしてやりたいな…
「は…はぁ…
ぁ、あ、はぅっ!! く…ッ」
誘われるがごとく顔をかがめ、
先の方からズルズルと口内に含む。
肩を押さえられたから引き剥がされるかと思ったが、
手は添えられたままだった。
「腰浮きすぎ…椅子から落ちないでくださいよ」
文句の一つも言えなくなったという所か。
肩に指を食い込ませるだけで、無理に拒んでこなくなった。
ただこの人の熱を喉の奥まで包み込む度、殺し切れない喘ぎが漏れてくるだけだ。
「ぁ、んっ…くそ、
何上達してんだよ変態… ぁッ…!」
…貴方が散々下手下手言うからでしょうが。
こんな風にちゃんと学習できる部下を持って、幸せだと思ってくれよ。
気を抜くと両足で頭を挟まれるけど、
あまり力が入ってないから、また押し開いて、また挟まれての繰り返し。
「…足邪魔」
段々それが鬱陶しくなってきて、
もうこうなったら恥じる余裕すら持てないほどとろっとろにしてやろうか。と、俺は静かに決心した。
「さ、桜庭…?
~~~ッうぁ!!」
まだ固く閉ざされた部分に、ぐにゅっと指を押し入れる。
「い゙っ…て…ばかッ」
突然かつ少々乱暴だったかもしれない、
そのままゆっくりと内壁を探る。
根元まで差し込む、ぬるりと引き抜く。
俺の指を知っているそこは、思っていたよりも随分早く慣らされていった。
「んン…! ひ、ぁ゙ッ」
せいぜい先走りと唾を塗ったくらいだが、
ジュプジュプと広がっていく後孔。
中は熱くて蕩けそうで、時々きつく締めつけてくる。
「ッは、ぁあぁ…うっ」
「…ほんっと。最高にえろいよね、桐嶋さんは」
いつもみたいに怒鳴って否定する変わりに、小さく首を振る桐嶋さん。
俺はおもむろに立ち上がると、
椅子の背に周り、その片脚をガバッと持ち上げた。
「ほら見て、自分の格好」
そう言って、唯一ブラインドの閉まっていない窓に注意を引く。
蛍光灯の白い光と共に、
俺達の姿がくっきりと浮かび上がった。
苦しそうに膨れた自身も、
俺の指を咥え込んでいた所までもが丸見えだ。
「なっ…や、やめ、閉めろッ!!」
「わかります? 今の状況。
桐嶋さんはね、
仕事をする為の職場で、すごい恥ずかしい事してるんですよ。
……ま た」
「ッ…
だ、だってお前が…!!」
過去にトラウマを残すこの時間のこのオフィスで、トラウマと同じような行為に耽る自分。
ガラス越し、顔を背けた桐嶋さんが涙目になっているのが見えた。
「こんなことする俺が憎いですか。
それとも…
嫌がりながら、いつかみたいに興奮してる自分が憎いですか」
睨み上げてくる目が微かに赤い。
『職場』という言葉一つで、この人が泣きそうになるほど追い詰められる理由も、
この人に対して、一番タチの悪いいじめ方だってのもわかってる。
だが同時に、この物語が始まった当初から、俺にしか触れられない弱点でもあるのだ。
「…てめぇ、黙って聞いてりゃ俺ばっかり悪く言いやがって。ふざけんなよ…」
しばらくすると、
普段と同じ、少し強気な口調が返ってきた。
どう返事するものかとニヤニヤする俺に、桐嶋さんは憤然としたまま続ける。
「前回は…お前は知ってて見逃した。
今回なんて、ほぼ強姦だろーが。
俺がオフィスでいかがわしい事してるってなら、桜庭…
お前だって共犯じゃねぇかッ」
「……あー…」
…ほんとこの人は。
せっかくいじめ尽くして泣かせたい気分だったのに。
肩で息をしながら、朦朧とした顔で、
あまりにも正論な意見をぶつけてくるもんだから、少し笑ってしまった。
「違いないですね。
じゃあ、そういうことにしてあげますよ」
「してあげますよって……ぅわッ!」
椅子に腰掛けていた桐嶋さんを立たせると、そのままデスクに手をつかす。
後ろから覆い被さると、逃げられないように両手を重ねた。
──俺が本当に共犯になる、十秒前。
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オフィスファック♂♂
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