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※ここからが本番
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耳元で囁かれた準備完了の合図に、俺の余裕なんてもんは全部吹っ飛んだ。準備完了っつーことは、最後までやってもいいってことだろ。きっと死ぬほど覚悟してくれたんだと思うんだけど、あーだから、余裕ないんだって。ハナクソの体が火照っていることは、手の平で分かっていた。なんでこんな奴に触りたいって思うのか、少し前の俺ならきっと理解できない。熱い、熱いなぁ。俺、手ぇ湿ってね?これダイジョウブ?
弄れば弄るほど、ハナクソの体がびくびくと跳ねる。緊張、してるから、ちょっとよくわかんねぇんだけど。手のひらを左胸の上に置くと、すげー早さ、すげーデカイ鼓動。
たまらない。もうごめんほんと、嫌なんだけど、溢れ出て止まらないんだよ。ぐっちゃぐちゃにしてやりたい、ほんとにむちゃくちゃにしてやりたい、きっとそんなこと、できないけど。
薄い唇に吸い付く、何度も、何度も吸い付く。ハナクソのパンツの中に手を突っ込んで少しだけ硬くなったそれに触れた。キス、の途中にそんなことされたらヤバイ?足癖の悪い奴だから危うく蹴り飛ばされそうになった。やめない、けど。
中指でなぞる、びくびくしてるのすげーウケる。そ、っと包み込んでこすりあげる。邪魔だからパンツはズラした。邪魔、邪魔、全部邪魔、隠すもんなんて必要ない。
「ん、く…ぁ、ちょ、っ、くち、んんっ、離、んむ」
やだよ。
少し瞼を開いて、すげー至近距離でハナクソの顔を盗み見る、キス、してるとき、こんな顔してんの?こいつ。ハッ、すげぇ苦しそう、ぎゅ、って目ぇ瞑って、経験値の無さ、バレんね。俺も、か。
上顎を舌でくすぐると顔が後ろに逃げる。後頭部を片手で支えて、もっと、もっと、奥まで。左手は勿論、それを握ってるわけで。ゆるく勃起してたそれが、少しずつ硬くなってくる。
あんまりにも苦しそうにするもんだから唇を離してやると、ハナクソは息を整える暇もなく俺にしがみついてきた。抱きつくような体制に心臓が痛い。
「ぁ、……っ、ぅ…俺、そこ弱い」
「知ってる」
「す、すぐイっちゃうから、まじ…ぃっ、あ!あんま、こすんないで、」
んなこと言われて誰がやめたいと思うんだよって話ですよ。やるなって言われたらやりたくなんだろ、バカじゃねぇの。
もっと、もっと触ってやろうと思っていた時だった。俺の背中に回されていたはずのハナクソの腕がするりと抜け落ちる。あ?って思ったのも、つかの間。俺のズボンのチャックをジーっと下ろしはじめた。
「ア!ホ!か!」
思わず手が止まる。何をしようとしてんだこいつは!
「なんで俺ばっかりなわけ?お前の相手は誰?俺だろ。俺がお前にヤられっぱなしとか、絶対いや」
そういえば最近忘れかけてたけど、こいつめちゃくちゃ気ィ強いんだった。んで負けず嫌い、俺限定で。攻められっぱなしはそんなにお気に召しませんでしたか。だからってお前、俺のズボン無理やりズラすのどうかと思うんだけど!
「おい、邪魔、脱げコレ」
「雑か!座ってんだからちゃんと脱げねぇのは当たり前だろ!」
「だから脱げって言ってんだよ!っていうか、俺のパンツもこれ、中途半端なとこまでズラされて困るんだけど。後ろからみたら俺半ケツなんだけど!」
いきなり膝立ちをしたハナクソは何を思ったか眉間にシワを寄せながらズルっと膝上までパンツをズラした。いやいや、そのまでやっといて脱がねぇのかよ!
ズボンを脱いで、パンツ一枚って、なかなかに恥ずかしいよな。パンツどうすっかな、脱ぐか。と思って膝立ちした瞬間だった。
ずるっ
「?!」
「遅いんだよ!!お前も勃ってんだろ!」
同じく、膝上までハナクソの手によってパンツをズラされた。まてまて、俺ら今、下半身丸出しでなんで膝立ち?いやいや、まてまて、俺が仕入れたグーグルの知識には無かったぞこんなシーン!
膝立ちのまま、ハナクソが一歩此方に近づいてきた。ちんこ触れ合いそうな距離、まで。
「お前手デカイだろ、貸して」
両手を握られた。手、熱い。俺の手をそのままちんこに持って行くハナクソ、はっ、ちょっとまて!
「な!…えっ?!」
「ん、…はは、ほらやっぱ、ふたつとも包めた」
何笑ってんだお前…!あろうことかハナクソは俺の両手のひらを、俺の息子とハナクソの息子をぴったりくっつけて、包みこませてきた。手のひらには自分のちんこと、ハナクソの、と、てか、おい、ちんことちんこくっついてんだけど、え、まてまて急展開!グーグル先生!グーグル先生ちょっと来て!
二つのちんこを両手で包んでる俺の手の甲を、ハナクソが両手で包む。裏、と、裏、合わさってんですけど、それ、そのままこすりあげるんですか。おい、おいまて、俺がそこ、弱いことお前知って、
「ひ、…っ!」
「ッ、ん、はは、ひっ、って、お前、可愛い声」
「こ、…!!殺すぞハナクソ!」
そんなもん!そうなるだろ!びっくりしたんだよ俺は!バカか!
なんでこんな発想になんの?!くっそ、ボケ、カス、…き、もち、いいだろーが!!
俺は裏がすげー弱い、それはそれはハナクソに少し触られただけでイっちゃうぐらい、弱い。ウザい、から、秘蔵の親指でお前の先端弄ってやる。知ってんだからな、お前がここ、弱いこと。
「あっ!ん!」
「はは、ザマーミロ、っ、可愛い声だなぁ?」
「て、っめ…!」
ぐりぐり、あー、もう、あっつい。寒さとかマジどっかいった。あっつい。ビクッとしたら大成功、そこばっか弄りまくると指の先が濡れてくる。…俺のも、混じってんだろーけど。
ふたつ同時にこすりあげると、裏がこすれる、俺ばっか気持ちくなんのズルいだろ?だから、先っぽ触ってやんの、軽く爪立てると大げさなほど跳ねるから、こいつマジでここ弱いんだ。
「は、ぁ…っく、そ!絶対、お前より後にイってやる…っ、」
「ざ、っけんな、いいからさっさとイけよ!」
「あ、っぁ!ばか!そこ、ばっか、ズルいだろ!」
「……ッ!お、まえ、が!動いたら、俺のに、伝わるから、頼むから死んで!動くな!ピクリともすんな!」
「むちゃくちゃ言ってんじゃねぇよ!あ、っ!やっ、ば、まじ…は、ぁ……っ!」
びゅ、 と、一回。勢いよくハナクソのそこから白い液体が飛び出してきた。勿論俺のちんこにもかかるわけで、手のひらとか勿論べちゃべちゃなわけで。誰が俺より後にイくって?
「俺の勝ち。」
そ、っとちんこから手をはなした。肩で息するハナクソの息、整えてやりてぇっちゃやりてぇけど、なんせ手がベトベトですからね。ついでに俺のちんこも割と限界きてっから、休ませてなんかやらねぇよ。膝立ち、してたから、膝すげー痛い。ごめんハナクソ、ちょっとパンツ汚すけど、コレお前のだから我慢して。
「あ…?!」
初挿入は、バックのほうがいいって言ってた、けど、俺はそれ嫌だから。
仰向けに押し倒す、体柔らかいなオイ、膝曲がったままじゃん。その体制じゃケツいじれないから、ハナクソの膝を戻してやる。ついでに太ももに引っかかってたパンツも脱がす。あ、やばい、身体中にお前の精液塗りつけたかも。んな嫌そうな顔すんなって。
「膝さ。立ててくんない?」
「ひ、膝?!おま、んなことしたら丸見えじゃねぇかアホか!」
「今更なに言ってんだよ、痛いのやだろ!!」
ぐ、とハナクソが一度、歯を食いしばった。怖い?そりゃそうだよな、怖いよな。ちんこ萎えてるし。出したつーのもあるけど。
「おいお前なにやってんの俺のパンツで」
「手ぇふいてる」
「殺すぞ!雑巾みたいに使ってんじゃねーよ!」
「どうせ汚れたもんだろーが!洗濯したら元通りのパンツになるわ!」
「ありえねぇこの男…!」
ハナクソのパンツで手のひらの液体をふきとって、パンツをベッドの下に放りなげる。
ぎし、とスプリングが鳴る。俺がハナクソの首の横に片手をついたからだ。俺の影が、ハナクソを暗くする。顔をじっと見つめるとそれはそれは悔しそうな顔をしてやがる。
「準備完了、なんだろ。涼介。」
俺今、どんな顔してんだろ。
ハナクソの悔しそうな顔が、だんだんと赤くなっていく。手で顔を隠そうとするハナクソの手首をつかむ。させねぇ、お前すぐ、顔隠すから。
「…名前呼ぶのも、手ェ掴むのも、ズルい」
「知ってるけど」
「膝、立てるから。…できるだけ痛くないのがいい」
「うん」
「あと、怖くなってきたら、お前の髪、掴むかも」
「うん」
「……許す?」
「許す。お前は?許す?」
シーツがこすれる音がした。ハナクソが膝を立てたんだろう。怖いか、そうだろうな、汗ばんだ前髪を軽く払ってやると、ぐいっと首の後ろを掴まれた。引き寄せられる。
顔の距離、二センチ。
「…許す。」
キスまで、二秒。
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