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「おーい!りゅーうー!」
「あ?…何だ真琴か。」
「何だとはご挨拶だなー。何だよ虹ちゃんの方が良かったってか?」
「は?別に真琴でも変わんねぇだろ」
「おおう…。俺はどう返せばいいんだソレ…」
「?」
「あー、いい、いい。褒め言葉として受け取っとくから」
「ふーん。…ん?何でお前この時間に帰ってんの」
今の時刻はまだ17時半すぎ。
俺的には充分遅い時間だが、運動部の連中にはまだまだ活動時間だろう。
今日から練習を始めると言っていた真琴も例外ではないはず。
だから、帰りが一緒になったというこの状況を疑問に感じた。
「はっはー、さて何故でしょー」
「…………、あ」
「虹ちゃんとは楽しく過ごせたかー?」
「…はぁー…」
ニヤニヤと、してやったりと笑う真琴に溜め息が出た。
要するに、コイツは『わざと』俺と祭月が接触する機会を作ったのだ。
「一応言っとくけど、『今日から練習ある』の件(くだり)は本当だからな?
ただ、最初っつう事で今日は基礎練だけだったんだよ。だから瑠と帰りがかぶったのはマジでぐーぜん」
「…………………」
やられた。
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