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お風呂
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「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした、お粗末さまでした」
ふたりで手を合わせて食後の挨拶。
皿を集めていたら、佐野がひょいっと俺のも取った。
「キッチン、入ってもいい?」
「あ、うん。ありがと」
佐野は皿を持っていってくれてそのまま洗い始めた。
その間にと、俺は風呂を沸かしに行く。
ん…?
なんかデジャヴな気がする。
「佐野、風呂先に入る?」
「それは悪いよ。後でいい」
「んー、でもお客様だしなぁ」
譲り合って決まらないので、ジャンケンにしてみた。
「「じゃんけん…っ」」
俺、グー
佐野、パー
佐野勝ち、俺の負け。
「じゃあ、佐野からな」
「じゃあ、お先にいただきます」
「服とかはある?」
「うん、持ってきた。タオルとかは無いから貸して欲しいかも」
「りょーかい、後で持っていくわ」
会話を終えて佐野は風呂へ向かった。
俺は新しいバスタオルを出しに行く。
「たしかこの辺…あった」
お客様用にと新しい新品のバスタオルを見つけて、風呂場へ。
「佐野、バスタオル……あっ、ごごごごごめん」
「別にいいよ、男同士なんだから」
入ったら佐野は今から風呂に入るところで、素っ裸だった。
なんだか恥ずかしくなり、バスタオルで顔を隠してしまった。
佐野は少し笑って、風呂へ入った。
「ば、バスタオル置いとくな!!」
バスタオルを風呂場のカゴの中に置いて、ダッシュで逃げた。
い、今すっごい顔…熱い…っ!
男同士なのに何でこんなに恥ずかしいのか、よく分からなかった。
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