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好きなチョコレート 04歩
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「じゃあ潰れたことないんだ?」
「ありませんね」
楢崎さんは感心しているようだった。
朝食を食べ終え食器を洗って帰る準備をした。
「昨日はご馳走様でした。あと、酔って絡んでしまってごめんなさい」
「いつもと違う所も見れたから良かったよ」
酔って抱きついたり、一緒に風呂に入ったり、酔うと甘えたになるのが恥ずかしい。
「忘れてください」
「しっかりと覚えておくよ」
しょぼんとする僕に対して、ニヤッと笑う楢崎さんは意地悪だ。
「意地悪ですね」
「まあ、いじめたくなるよね」
どうしてだろう。
今度は優しく温かい笑みで僕を撫でる変な人。
「いじめないでください。まあ、本当にお世話になりました。お邪魔しました」
「また飲みに行こうな」
「はい」
お辞儀をして、家を出た。
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