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甘えたな時もある 05歩
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スーツ姿の侑李さんは何度見ても格好いいと思ってしまう。
「昨日ぶりだな」
「そうだね。仕事お疲れ様」
「ありがと。柚月もバイトと大学お疲れ」
そう言って頭を撫でられる。
この瞬間が好き。幸せだと感じる。
「ふふ。ありがと」
「はぁ〜癒されるわ」
癒し効果なんてない。
いつもならそう返しているけど、今日は甘えたい気分。
人が来るかもしれないから、一瞬だけギュッと侑李さんに抱きつく。
「今日はやけに甘えただな」
「そんな気分の日もあるの」
「ふっ。そうか」
一瞬だけだったのに嬉しそうにするから、もう一度だけ一瞬抱きついた。
「あ〜こんなに甘えたな柚月珍しいからな。このまま連れて帰りたい」
「僕も連れて帰られたい」
そして、いちゃつきたい。
侑李さんは少し考えるように黙ったあと、口を開いた。
「今日飲み会終わったらうちに来い」
「うん。何時になるか分からないけど行く」
嬉しい。
いつもは泊まるとしたら金、土曜日からだから、こういう日は珍しい。
「よし。じゃあ、また後でな」
「うん!」
侑李さんと別れ、色葉くんたちのところに戻った。
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