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序章 - side Miyabi Ⅰ
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『もう、止まることは許されない』
そう、"俺"は言う。
『許さない』
そう、絶対に逆らえない声音で言う。
「俺は、いつになったら自由になれる?」
そう、気がついたら聞いていた。
半分、独り言で、俯いて呟いていた。
『俺は、お前が死ぬまでずっと"ここ"にいる』
『ずっと、お前を縛り続ける』
目が眩む程美しく笑いながら、一歩近付いてくる。
「なぜ?」
知らない内に声が溢れた。
あぁ、やけに声が耳に張り付いて気持ち悪い…。
『それは、お前が一番よく分かっているだろう』
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