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友達
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*魁斗*
歩の家に入ると翔ともう一人誰かいた。
見たことのある人だ。
もしかして、奏?
「魁斗、こいつ誰か分かるか?」
「えっと………奏?」
「覚えてんの?」
「まぁ、一応な。」
奏も俺が引っ越す前に仲良くなった人の一人。
それにしても、みんな全く変わってないな。確かに結構前だから身長とか全然違うけど、ほとんど変わってない。
「何する?」
「決まってないんだ。」
「うん。」
結局何をするのか話してはみたけど、決まらず…。
でも最終的にはみんなで昔の話をするようになってて。
その話がすごく懐かしい。
そんな事あったなって思い出がどんどん蘇ってくる感じがした。
俺は昔たくさん笑った。いや、今も笑っている気がする。
俺は無表情で無口とかいろいろ言われてるけど、俺の中では笑顔でいたと思ってる。
それなのに……悠希にはそんな思い出がないんだよな。
昔を思い出して笑顔になったり笑ったりすることってないんだろうな。
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