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Act.10 バスルーム
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……あれ?ここは……バスルームですか?
寝室ってここですか?違いますよね、さすがに。
「将生、歯磨きもしたいでしょう。さっきからの変なローションもまだ少し身体についてない?」
いえいえ、その変なものを僕の身体中に塗ったのは、貴方ですから。わかっていますか?
「綺麗にしなくっちゃね」
……ですから…汚したの貴方ですよ。
「これから毎日一緒に入ろうね」
え、何故でしょう。お風呂くらい一人で入りたいですね。そう言えば、ずっとくっついている感じがします。
「あの……僕……」
「ん?ああそうか、下着だよね。ちょっと待ってて」
ちがいます!違う!そうじゃないですよね。確かに新しい下着も必要だけですが、そこじゃないです。
「はい、これ。新しいやつだから使ってね」
えっと、このローライズの下着でしょうか。サイズは確かにMで良いのですが、……色が…紫に金色のラインってどうなんでしょう。
あれ?下着の事じゃなくて、同棲の話をちゃんとしなきゃいけなかったんだ。
「あの、香月さん。僕がここに住むのは無理だと……」
「大丈夫、家賃も何も要らないよ」
それはありがたいです。……えっ?今何考えてたんだろう僕。違うよね、違う。金銭的な問題じゃないです。
結局バスチェアーに座らされて身体を洗われていますが、かなりまずい状況なのにさっきからだんだん変な気持ちになってきています。
さわさわと香月さんの指先でいじられ、あちらこちらがまた敏感になります。
自分でも、息が上がって興奮していくのが分かります。
もうどうにでもなれという気持ちと、切ない気持ちとないまぜです。不思議な感情に包まれています。
それより、そろそろ寝室に案内してもらわなきゃダメなようです。
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