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その後も休憩を挟みつつ、色々な体勢で縛られ、吊られ、犯された。最終的には、完全に縄をほどいた状態でカメラもほったらかして、ただただ抱かれた。
「お前って、不思議なやつだ」
行為の最中、腰を打ち付け見下ろされながら言われた。
「ただのマゾなら、俺はこんな風に人を抱かない」
男は、とても優しい、まるで恋人みたいな手つきで俺の頬を撫でた。それはさっきまでの無表情な顔で淡々と縄を結んでいた無骨な手と同じだとはとても思えないほど。
射精を止められていた襦袢の紐も外された俺は、男に貫かれた瞬間に達し、それからも何度も精を放っている。快感に溺れる俺は、話をする余裕もなく、聞こえてくる言葉さえあやふやだったが、男は話続けた。
「本当はあんなもん嫌なくせに。愛されなくて歪んだ己に気づきもせずに。お前ほど可哀想で美しいやつを、俺は見たことがないよ」
深く深く、穿たれる。俺はただ、人形のように揺さぶられる。
「そんなお前が愛を知ったら、どんな風に花開くのかが気になって、いつもいつも最後にはこうして抱いてしまう」
男は俺に口づけた。熱くてぬるぬるした舌を受け入れて、喘ぐことも出来ずに男にしがみつく。
「イけ。もっとイけるだろ......啼いて、もっと綺麗な顔を見せろ」
「はぁっ、あんっ、ぁ、あ、あぁあああ......イく、イくからぁっ、もぉ、壊して......!」
男の熱が最奥に放たれ、何度目かわからない絶頂を迎え、俺は一時意識を飛ばした。意識が飛ぶ瞬間、目の前の男が愛しい弟であるような気がして、俺は静かに微笑んだ。
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