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お客
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「…適当に座っとけ」
「お、お邪魔します…」
俺は玄関の鍵をしっかり閉めた
夏樹はちゃぶ台の前に腰を降ろした
ホントは立花くんが初めての俺のお客さんになってほしかったのに…
よりにもよって、コイツかよ…
けど、まだ冬の寒さが少し残ってる季節だ
窓空きっぱなしの部屋に夏樹を置いとくわけには…
「飲め」
「ありがと…」
俺はあったかい茶を淹れてやった
はぁ…なんたって不運の連続だよ…。
「冬樹は、か…彼女とか、いないの?」
「俺がそういう話キライなの、お前が一番よく知ってるだろ?」
「…ごめん」
夏樹は湯のみをギュッと握り締めた
女くせぇ…
こんな風に、部屋に誰かが…しかも夏樹がいたんじゃあ、とても俺ん家の心地がしねぇ
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