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ルイの目の色が変わった
炎が燃え上がるような緋
「覚えているでしょう?」
「君は…誰なんだ」
「貴方が初めて、愛した女よ」
ルイの緋い瞳が悲しげに揺れた
「お願いよ…私の元に戻ってきて」
ルイが手を伸ばし俺に擦り寄ってくる
「俺はルイ以外に触らせる気はない」
「あら、私だってあの子じゃない」
「ふっ…笑わせるな」
ルイの瞳はもっと綺麗で、ルイは俺に触れるのを怖がる
そして、ルイは俺を物欲しそうな目で…期待した目で見つめるのだから
「貴方は…既に私のモノなのに」
そう言ってルイは力なく倒れた
あの女は誰だったのだろうか
そもそも、意識の介入ができるような種族は…悪魔しかいないのだが
「アーネストさん…」
「ルイ…!痛いところはないか?異変を感じる事はないか?」
目を覚ましたルイを抱き上げ、強く抱きしめる
そうすればルイも俺の首に恐る恐る手を回すのだ
「ない…です」
「そっか…」
「会えましたか…?」
「え?」
ルイの腕の力が強くなる
「会えましたか…?アーネストさんの…愛した人」
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