アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
逃げたい (美形→平凡←美形)
-
俺は席替えをしたい。
はやくしたい。あと三ヶ月も待てない。
「ねぇ雅史(まさふみ)教科書一緒にみていい?」
「宮内(みやうち)…また忘れたのか」
「雅史ぃー俺も忘れたあ」
「竹下(たけした)まで…」
俺の席は1番後ろ。
他のみんなは一個ずつ離れてるのに、俺の席だけ常に両隣が俺の机とくっついてる。
つまり右隣の宮内と左隣の竹下によって挟まれているのだ。
宮内と竹下。
学年、いや全校生徒、いや他校に知られるほど有名な2人だ。
その理由は、美形。
宮内は王子様系イケメン。明るい茶色の髪が似合ってて様になってる。成績優秀。常にトップをとっている。
竹下はチャラ系イケメン。猫っ毛の(チャラいのに)黒髪。運動神経抜群。部活の助っ人をよく頼まれるらしい。
性格も個性的で尋常じゃない顔の良さ。
そんなド派手の2人になんでこんな平凡の俺が間にいるのかが理解できない!!!
せっかくの平凡なのに、2人のせいでお、おれの顔が…っ
…神様のいじわる!!!!
俺の不満はそれだけじゃない。
「は?俺が先に雅史に誘ったんだけど。引っ込んでろボサボサ野郎」
「あ"?忘れたから仕方ねぇだろーが。ボサボサじゃねーし。猫っ毛なんだよ腹黒王子」
「んだとコラ。頭悪りぃんだから勉強する必要ねぇだろ。自分で猫っ毛とかきも。腹黒じゃないし優しい王子だし」
「やんのかてめぇ。頭悪りぃから勉強すんだよ。事実だし、おめーだってボサボサじゃねぇか。う○こみてぇな色しやがって。出た。自称王子。はい雅史に嫌われたな」
「いい加減にしろよ、おめぇみたいなチャラ男は雅史が1番苦手とする人間なんだよ。学校でもサボっとけ。ボサボサうん○じゃねーし。おめぇはあれか鼻くそ頭か。自称じゃないし、みんなから呼ばれてるのを使っただけだし。嫌われたのお前だろ自称猫っ毛」
「しつけぇやつ。チャラ男じゃねぇ、髪だって優等生じゃねぇか。チャラいのはお前だろ優等生ぶりやがって、全国のみんなに本性明かしたらどーですかーーー。どーみても巻○ぐそじゃん。これのどこが鼻くそなんだよ。ちゃんとふわふわヘアーだわ。呼ばれたからって自分でいう必要ないだろー。残念だな、好かれてるんだわこれが。」
「何訳わかんないことほざいて…」
「てめぇから喧嘩売ってきたん…」
ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー
あーいえば、こーいう。こーいえば、あーいう。
この席になってからこの2人が犬とサルの関係だってことを知った俺だった。
喧嘩、してもいいけど。いいけども!!!
俺を挟んでとてつも長い口喧嘩しなくていいじゃんかあ!!それと授業中じゃなくていいじゃんかあ!!みんなこっちみてるよおお
もうやだ!俺泣きたい!
俺が止めにいっても喧嘩に夢中だし、相手にしてくれないし、この2人実は仲がいいんじゃないの?!!
耐えられなくて自分の机とともにそっと後ろに下がることにした。
そっと、そーっと…
2人は夢中になっていたはずなのに、俺の行動に気づいたようだ。
「雅史!なんで机動かすの?俺教科書忘れたんだよ?」
「雅史が後ろ行くんだったら俺もいく」
がががって2人同時にまた挟まれる。
あーーーーーもううう嫌だぁぁあ
またしばらくして喧嘩が始まっての繰り返し。
なんなのほんと…
諦めて授業に集中することにした。
永遠に続くかと思うくらい長い授業があっというまに終わり、解放される。
と、思いきや
「あれ、雅史トイレ?俺も俺もーっ」
立ち上がった俺に竹下が来ては俺の腰に手を回す。
いつものことなのでスルー。
「あーっ!待って俺もトイレ」
友達に囲まれていたはずの宮内は爽やかな笑顔で駆け寄ってきたが、竹下の顔をみれば、一瞬で無表情になる。
美形の無表情は怖い。
なんで男三人で連れションしなきゃいけないんだろう。
一人ですっきりしたかったなー。
トイレに着けば俺を挟んで小便器に立つ2人。
俺の男のシンボルもデカ寄り普通だと思ってたのに、ふたりのせいでめっちゃ切なくみえる。
辛い。
しかもなぜか俺のシンボルをみてくる。
なんだよ。馬鹿にしてんのか。俺のがちっさくて馬鹿にしてんのか。
最後の最後までしぼってしまおうとしたら
誰かの手によって止められた。
「え。」
「あはっ、やっばーい雅史の触っちゃった!」
「雅史の、予想通り可愛い」
まてまてまてまて。
なんで。俺のシンボル。掴まれてる!!
「お、おい!なにしてッ」
「硬くなってきた?雅史たまってる?」
宮内にそう言われ、そういえば最近ヌいてない…なんて思った。
え!!俺のシンボル掴まれただけで反応してる?!
「たまってんのか。ぬいてあげようか?」
にやっと笑う竹下に恐怖心しかない。
男にぬかれても嬉かねーよ!女の子にすらないのに!!
とにかくこの状況をなんとかしないと…っ
「お、落ち着け!男の触ってもきもいだけだろ?もうふざけはやめよう?」
「ふざけてないよ?なんならフェラ…」
「フェラすんのは俺ー。雅史満足させてあげるー」
「おいコラ。俺がするんだっつーの。雅史の初めても俺がもらうんですー」
「残念だな、さきに雅史のチンコ掴んだの俺の方がさきだからなにもかも雅史の初めては俺のもんだ。」
……話聞いてない。
何言っても無駄だろうから、逃げる事だけを考えよう。
でもガッチリホールドされてるから、いま逃げたらシンボルがちぎれるかもしんない。
シンボルが消えた同時に死ぬかもしれない。
…よし、逃げるのはよそう。
だけど男に触られるのもだめだ。
男の心が砕ける。
どうすればいいんだ!!
END
*
すみません。なんか無理矢理感wが出てすみません。m(__)m
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 19