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屋久土さんから逃げて、1階から2階へ行く途中、誰かとぶつかってしまった。
「ごめんなさいっ!」
「いえ...って有沢さん?」
「サキさん」
昨日振りのサキさん...と思ったが
「昨日はありがと...それとごめんね?」
お礼と謝罪を先にした。サキさんは首を横に振り、少し安心そうな顔をした。
「昨日はヤバイかもって思ったけど、その様子じゃもう大丈夫ってとこですか?」
「うん、サキさんのおかげで仲直り出来た」
「そっか...よかった〜!!」
サキさんはそう言って僕を抱きしめた。
その時だった。
「いた!あぁぁりぃぃs......崎谷ぁぁあああ!」
屋久土さんが凄まじく恐ろしいオーラを出しながら走ってきた。
「えっなんで!?」
「ごめんサキさん。元々僕、屋久土さんに追いかけられてて...」
「それ早く言って!?矛先俺じゃんかぁぁあ!!」
サキさんが突然あたふたし始めた。初めて見る姿に思わず可愛いと思ってしまった。
「ぁぁああ!もう取り敢えず...屋久土先輩ごめんっ!!」
サキさんが屋久土さんに向かって会釈すると、僕を軽々しく肩に担ぎ2階へ続く階段を駆け上がった。
「おいっ!?崎谷!!有沢返せ、こらぁぁあ!?」
さっきよりも声をあげ追いかけてきた。
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