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⑮
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『………したくないわけじゃ………』
「そうこなくっちゃ。じゃあ、向き合うようにオレの膝に跨がって」
由貴は赤くなった顔を俯かせたまま頷くと、光希の膝から下りる。
そして、向かい合わせに光希の膝の上に跨ぎ、座り直した。
『こ、これでいい?』
「もっとオレの方に寄って」
光希がシャツの布地の上から両手で由貴の尻を掴み、より密着させるように引き寄せる。
『………あっ………』
「これでキスがしやすくなったな」
光希はフッと笑って、由貴の唇にもう一度口吻けた。
『ぅん……っ………んっ、………ぅん…………っ』
先程の口吻けとは違い、今度のは荒々しかった。
息が苦しくなって唇を開くと、光希の舌が入り込んでくる。
まるで凌辱するような激しさで舌を絡めとられた。
『んっ、んぅ………っ』
荒々しく口腔を掻き回しながら、光希の手が背筋を辿り、腰のラインを撫でる。
その手がそのまま降りていったかと思うと、尻を掴み強弱をつけて揉みしだいてきた。
(ちょ、嘘だろっ!?これ以上はまずいって!)
ジタバタともがいて逃れようとしたら、光希がハッと我に返り、躯を勢いよく離した。
「悪い、暴走しかけた……。お前とのキスが気持ちよくて、自制が効かなくなっちまって…その、本当に悪かった」
話ながら、だんだん光希の耳が赤く染まっていく。
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